今年も 余すところ 一日となりました。 今年は民謡をお休みしている状況で年明けを迎えましたが、 再開を目の前に大震災・原発事故が起こり、 民謡どころではないという状況となりました。 こんなときに民謡を唄っていて良いのだろうかという想いもありましたが、 そんな生活の中で、 城北大会で聴いた 国村千鳥先生の 「隠岐相撲取り節」は 今でも瞼に耳に心に焼き付いております。 毎日明るい話題もないまま 過ごしていましたが、 その艶やかで明るい舞台はそれからの生活に元気や勇気を与えてくれました。 明るい唄なのに何故か涙が溢れてきました。 ”民謡は心のふるさと”・・・実感出来た瞬間でした。
今年の活動は 各種大会出場、 ボランティア活動、 その他の発表でした。 大会に関しては、 「日光山唄日本一決定戦」で優勝させていただき、 課題を抱えたままの優勝で大変な宿題を頂いた気持ちでいます。 これから精進しなさいよと云う応援の優勝だと思います。 その他の大会では、 「隠岐追分」 「筑波山唄」 と 新しい民謡にチャレンジして、 とても勉強になりました。 ボランティアでは、 施設訪問、 学校訪問、 夏祭り、敬老会等 十数回行い 少しずつ笑顔でお話できるようになりました。 発表に関しては、 さくら市で 「雨情音楽祭」 「スポレク!エコとちぎ!!」 「ゆめ!さくら博」 に参加させていただき、 地元の皆さんに民謡を身近に感じていただくという目標に向かって歩き始めました。 お蔭様で、 来年1月下旬には市内で小さなギャラリーコンサートを行う計画を立てていただき、準備に入りました。 又、初めて大きな大会で踊りの地方を勤めさせていただき、これもとても勉強になりました。
自身の生活面では 二回も風邪をひいて それも 長引かせてしまい お稽古や発表に支障をきたしてしまったことが、 一番の反省点です。 予防出来るのにそれを怠った結果ですので、来年は注意して過ごしたいと思います。
今年も新しいご縁を頂き、 民謡生活を楽しく過ごすことが出来ました。 たくさんの方に学ばせていただきました。 ありがとうございました。 一方、今年は寂しいお別れもあり、その後の震災・・・なかなか明るい気持ちで前向きにという気持ちになれませんでした。 来年は、 ご恩返しの為にも、一つ一つ丁寧に準備をして、自信を持って舞台に立てるよう努めたいと思います。