リカコの、これは「ゴミのようなブログ」か「ブログのようなゴミ」か

今までの人生は挫折つづきでサボテンのぴょん太さんもベランダで干からびているけど、最近ようやく自分を肯定できてきてるかも…

医者の言うことは本当だった。

2007-03-08 23:48:38 | 日記
半年くらい前から、べつに何を食べたわけでもないのにチクチクとお腹が痛むことが多くなった。半日もだましだましやっていればすぐ治ってしまっていたので「牛乳でお腹を冷やしたのかな」程度に思っていたら、ついに本震が来た。
最初に撃ち抜かれるようなズドーンという痛みが下腹部をつらぬき、キリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリキリと2日間痛み続けたのだ。
どす黒い血と、膿みたいなものも出てきた。

なななななんだなんだこれは?!?@%#$&

と、パニックに陥って、この前子宮がん検診をした病院に転がり込んだ。
先生に「うーん…。子宮内膜症かもしれないから、中を見てみましょう」と言われ、ズボッ。

「子宮の中も見るからね、ちょっと痛いよ」

と言うが早いか、なんか細長いものがののののの…、ののののののの…とさらに奥に差し込まれた。ズドーン!の腹痛に比べればこんなもの屁でもないが、それでも未踏の領域を検査具がこじ開けこじ開け入っていくというのはやっぱり気持ちのいい感覚ではない。

「あなたの内膜はとってもきれいですよ。モニター見える?これが子宮の中ね。」
「で、ここに見えるのが卵巣。右のね。」ぐりぐりっ。
「それで、こっちが」ぐりぐりぐりっ。「左の卵巣。あ、今月は左から排卵してますよ。」

「え?そんなことがわかるんですか?」

「わかりますよ。ほら、ここに映ってるのが卵巣で」ぐりぐりっ。

「うーん、でも影みたいで全然わかりません。」
あの白黒モニターを見てすべてを理解できるなんて、産婦人科医っちゅーのは、目から赤外線でも出ているのか、さもなくばマトリックスのモーフィアス一味に属しているに違いない…と、仰向けのカエルポーズをとりながら私は思っていた。

……。

「これは普通の「排卵痛」ですね。心配することないです。」

「フツー、なんですか?」

「あと2日くらい経ってもまだ痛かったり、出血が続くようだったら、また来なさい。」

その他、検査器具を入れて子宮の中が傷ついているので、今日は激しい運動をしないように、それから長風呂をしないようにと言われた。

なんか釈然としない。だって、中学生の頃から毎月排卵していたはずなのに、なぜ今さら痛み出さなければならないのだ ――。

夜になって、ジョギング(←激しい運動)をしながら「ああ、そういえばちょうど半年前にジョギングを始めたのだな」と気がついた。毎日ちょっとずつ走るようにしたら、代謝もよくなったし体のコリも取れたような気がする。手足が冷えなくなったし、快眠快便、ご飯も美味しい。運動を始めることで、自分の体のコンディションを敏感に察知できるようになったのではないか。今までが鈍感すぎたのだ。ちょっとした体の異変とかシグナルとかが今まで「にぶにぶ物質」に阻まれて脳まで届かなかったけれど、今は神経系が目覚めている。つまり自分は健康になったのだ、やるじゃん私!

…と、すばらしく爽快なことを考えているときに、第二波がやってきたのだ。

ズドーン!
5キロ走るうちの2キロ地点、つまり、家からいちばん遠いところで悶絶するハメになった。汗をかいているので、なるべく早く家に戻りたい、でも走れないし歩けない、汗が冷えてきて寒い。
とぼとぼ歩いてうずくまり、またとぼとぼあるいて塀に寄りかかり…を繰り返してやっとのことで家に戻り、お風呂に飛び込んだ。生理痛的な痛みなら温めればいい、でも痛みはなかなか引かないし、ひどく気持ちが悪くなってきて湯船から立ち上がれなくなってしまった(←長風呂)。

あぁごめんなさい。先生の言うことを守らなかったからバチがあたりました…。
体が敏感になると、なかなかどうしてつらいことが多くなってしまうらしい。