リカコの、これは「ゴミのようなブログ」か「ブログのようなゴミ」か

今までの人生は挫折つづきでサボテンのぴょん太さんもベランダで干からびているけど、最近ようやく自分を肯定できてきてるかも…

皇帝に捧げる夕べ

2007-12-22 23:50:32 | 日記
カルト的人気映画だと聞いたので、『皇帝のいない八月』というDVDを借りてきて観た。

自衛隊クーデター物は、ラブコメしか理解できない私には難解すぎ、当初から夫には「キミには無理だ」と断言されていた。
『亡国のイージス』も、映画を見て原作を読んでもう一度映画を見て、ようやく半分理解できたかな?というくらいだ。

そんなわけで、話を理解する努力は措いといて、俳優の若き日の姿を楽しもう!と思って観ることにした。


第一夜。
最初に出てくるオジサンが釣りバカの「スーさん」だということに気づいた後、眠りに落ちる。
(それまでは岡田真澄かと思ってた)

第二夜。
高橋悦史という俳優がえらくカッコイイなぁと思いながら眠りに落ちる。

第三夜。
吉永小百合を拝見し、彼女にまとわりつく山本圭という俳優はあまり冴えた顔をしていないなぁ…と思いながら眠りに落ちる。

第四夜。
そういえば渡瀬恒彦が主演なのにどうして出てこないんだ?と思い、夫に聞く。
今夜こそ渡瀬恒彦を見るんだ!と目標を掲げたが、渥美清が寅さんと思われる人物役で出てきたところで眠りに落ちる。

第五夜。
今度こそ渡瀬恒彦を見るんだ!と息巻いて、ようやく公約を果たし、大満足してプレステを切り、眠りに落ちる。

第六夜。
そういえば、どんな俳優が出てくるか?ということばかり気にして話の流れがつかめていなかったので、もう一度最初から見ようとするが、若い男がちょこまかしているあたりで眠りに落ちる。

第七夜。
小休止。
(オマエは毎晩休止してるだろっ!て声が聞こえそう…)

第八夜。
こんがりと日焼けした渡瀬恒彦の背中を堪能。
何度も繰り返してそこだけ見る。
やっぱいいですわー、渡瀬。

第九夜。
イイカゲン、さっさとDVDを返さなければならない…。
明日の夜に通して観ることに決め、睡眠をとる。

第十夜。
ようやく全編見終わる。
『亡国のイージス』によく似てるんだなぁ、福井晴敏もこういう映画好きなんだろうなぁ。と思う。
DVDを速攻返却する。

第十一夜。
映画の感想を夫と話し合う。
「ところで、山崎努ってどこに出てきたの?」
「えっ?気づかなかったの?」
「チョイ役?」
「かなり重要な役だったけど。」
「あぁ、あのちょこまかしてた若い男?」
「ちがうよ。あれは風間杜夫。」
「っえ~!!」
「山崎努は、傷だらけで連れてこられた人だよ。」
「あぁ!あの人ね!」(←でも顔はあんまよく覚えてない)

「でもさ、あの傷だらけの人って、どこからポッと沸いて出たの?なんで傷だらけだったの?」
と聞いたら、絶句されてしまいました。
「…。キミはいったい、何を見てたわけ?」
「え?」

どうやら物語の核心部分を理解していなかった模様。
でもDVD返しちゃったし。
風間杜夫が昔超カッコよかったことを知っただけでも、収穫はあったと思うことにする。
小説も探してみよう。