写真 アサヒグラフ 1962年7月号 表紙 当時38才 (訂正)
愛称デコちゃん が昨年末に亡くなられた。
年齢的にはほぼ僕の母の世代のため若い頃の映画を見る機会は日本にいる頃あまりなかったが、フランスのパリで何本かの出演映画を見ることが出来たことは幸運だった。
フランス人は面白い民族で、こと芸術や文化のことになると「美しいものは美しい。よいものはよい。」として認める素直さを持っている。フランスで活躍した印象派の画家たちに日本の浮世絵が多大な影響を与え、今でも日本人デザイナーの作品が好意をもって受け入れられている。外国人であるゴッホやピカソ、藤田が活躍できたのもこの国民性のためである。
1990年頃だったと思うがパリの小映画館で映画監督成瀬巳喜男の作品が1週間連続で上映されたことがあった。その時「浮雲 1955年」「放浪記 1962年」他をみることができたのだ。
この度改めて調べてみると家族的には恵まれず、黒澤明との恋を強引に引き裂かれたり「お嬢さま」然とした外見とは裏腹に大変な苦労を味わった、しっかりとした強い女性であることを知った。ウィキペディア記事
女優とは不思議な存在だ。いくら年をとられていても僕にとっての高峰秀子さんは愛らしい笑顔のままだ。
心よりご冥福をお祈りしたい。
すてきにハンドメイド 2011年 01月号 [雑誌]
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