彫刻＆ビール工場見学

	『カミュー・クローデル』の彫刻展に行ってきた。 もう、１０年以上に成るだろうか、渋谷のBUNKAMURAにカミュー・クローデルの映画を見に行ったが、作品を見るのは今回が初めて。 ロダンの弟子で助手そして、モデルでもあり愛人でもあった。天才と言われた彼女だそうだが、これほどまでに多くの作品を残しているとは思いもしなかった。 ロダンとの恋愛関係の破綻後、精神を患い苦しい中の作品製作。やがて精神病院に収容され、それからの３０年間は作品の製作ができなかったと言う。 どこかロダンに憧れた日本の彫刻家高村光太郎と智恵子に似ている。
先ず１１時半に府中駅で待ち合わせして、姉の息子Ｔ坊のお勧めと言うカレー屋さんで、ナンとカレーを食べ、「府中市美術館」でカミューの彫刻を見た後「サントリー」のビール工場を見学しようと言うことになった。 なので、サントリーのシャトルバスの出る分倍河原駅に電車で一駅移動した。そして行ってきました『サントリービール工場』ビール工場見学 見学所要時間６０分だそうです。工場見学の最終工程はビール飲み放題？美味しかったですよサントリービール。

関係ないけど
高村光太郎

メトロポオル 智恵子が憧れていた深い自然の真只中に 運命の曲折はわたくしを叩き込んだ。 運命は生きた智恵子を都会に殺し、 都会の子であるわたしをここに置く。 岩手の山は荒荒しく美しくまじりけなく、 わたくしを囲んで仮借しない。 虚偽と遊惰とはここの土俵に生存できず、 わたくしは自然のやうに一刻を争ひ、 だだ全裸を投げて前進する。 智恵子は死んでよみがへり、 わたくしの肉に宿ってここに生き、 かくの如き山川草木にまみれてよろこぶ。 変幻きはまりない宇宙の現象、 転変かぎりない世代の起伏、 それをみんな智恵子がうけとめ、 それをわたくしが触知する。 わたくしの心は賑ひ、 山林孤棲と人のいふ 小さな山小屋の囲炉裏に居て ここを地上のメトロポオルとひとり思ふ