じょなさんのひみつきち。

手筒花火とスイーツと辛いものが好きなうにこの記録。
名古屋から大阪に引っ越しました。

うにこの手筒花火 2014 その1(竹取り 編) 。

2014-09-17 | 手筒花火。
地元では各町内、秋のお祭りの準備が本格的に始まってきたようです。

昨年も「今年で最後」と言ったような気がしますが、なんだかんだいって、うにこは今年も手筒花火を揚げます。

しかも今年は、私たちの結婚式時に煙火会にいろいろと協力をしていただいたご縁もあり、旦那も揚げさせてもらえることになりました。

今は多少、女性も手筒花火を揚げるようになってきたものの、元来、男性の文化なので、まだまだ女性は少ないです。ましてや、夫婦で手筒を揚げる人は、地元でもあんまり多くはいないかもしれませんね。


さて。

三河発祥の手筒花火ですが、自分で揚げる手筒は、自分で作るのが原則です。大量の火薬を扱う花火、間違えて死んでも自己責任です。毎年、揚げる前には、念書のようなものを書きます。大袈裟でなく、命がけです。

日曜日には、第一段階として、筒の材料である竹を取りに、竹藪へ行きました。手筒花火の筒は、外側には縄が巻いてあるんですが、内側は竹です。

手筒花火にふさわしい竹を選んで切るのは、まだまだうにこにはできないので、ベテランのおじさま方にお任せです。うにこは、切ってもらった竹の枝を切り落としたり、運搬したりしました。

と、一口で言うのは簡単ですが、悲しいかな、運動音痴のうにこは、体の重心移動が上手にできないから、斜面のある竹藪での運搬作業はなかなかきついです。

社務所に帰ってからは早速、自分の筒を選ばせていただきました。

ここから1ヶ月の手作業で花火を作ります。今回は、名古屋から参戦だからちょっとしんどいですが、頑張って仕上げていきます。
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お祝い花火。

2014-04-05 | 手筒花火。
今日は、祭り装備で、結婚式に行きました。

煙火会のお兄さんの式だったので、式場でお祝いの手筒花火を揚げました。(わたしは今回は、警備と準備片付けのみです)

わたしの結婚式では、同団体に御輿をかついで貰いましたが、今回の話を聞いたときは、結婚式場で手筒なんてできるんだ!ってびっくりしました。

というか、新郎は、手筒が揚げられる会場を選んだそう。そういう選び方があるんだね。

手筒、乱玉、無事終わりました。神前花火の清しさもいいけど、お祝いの花火ってまた違うあたたかさがあるとうにこは思います。花火は、人の心を映すね。
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2年ぶりに手筒揚げます。

2013-09-04 | 手筒花火。
夏休み、終わってしまいましたね。。。


明日からまた忙しくなるなっていう、夏休み最終日。

朝から、手筒花火用の竹を取りに竹林に行きました。

今年は、職場のある町内で、2年ぶりに手筒花火を揚げます。

手筒は自分で揚げる花火は自分で作るのが基本です。竹を取るところから、火薬をつめるところまで。

で、手筒3年目となるうにこですが、竹取りからの参加は今年が初でした。



手筒には、生育3年くらいの竹がいいそうです。竹林で蚊にさされまくりながら、1日で30cmくらい伸びるよ!という竹の生命力のおそろしさを目の当たりにしました。

竹の伸び方や太さや、断面の形、節のふくらみ方など、手筒に使う竹には、いろいろ選ぶ視点があるみたい。

竹をチェーンソーで切り倒す時は、どんくさいわたしは、倒れた竹の下敷きにならないかどきどきしました。



で、結局手筒作りが始動した1日目の今日は、

竹取り→手筒の大きさに切り分ける→節を粗々取る→竹を煮る

ここまでやりました。

これから、1ヶ月。夜な夜な少しずつ作っていきます!
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手筒花火と煙火会のおじさまの話。

2012-08-20 | 手筒花火。
昨日の「世界の果てまでイッテQ」。宮川大輔さんが手筒花火を揚げていました。

手筒花火はわたしの地元の、男気溢れる伝統花火です。


わたしも一昨年と昨年、職場のある町内で誘っていただき、揚げました。

手筒花火は地元の名物ですが、普通に暮らしていたらなかなかやらせて貰える機会なんてないです。

特に女子で揚げさせてもらえる町内は未だに少ない。

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テレビでも紹介されましたが、手筒花火は、竹取から火薬を詰めるところまで、自分の筒は自分で作るのが原則です。大変危険な花火なので、自己責任で、というわけです。

作る工程もそうですが、揚げ方も一歩間違えれば死にます。命がけの花火です。

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毎年花火を揚げているおじさまが一昨年言っていたことを、わたしはいまでも覚えています。

"仲間との信頼関係がないと花火は揚げられない。命がけだからね。もし作業中に筒を落っことしたら、「わりぃ、落とした!」って正直に言うだろうな。誰が落としたとしても絶対にそう言うと思う。適当なことをするやつはこの中にはいないよ。"


手筒花火は美しいです。でも美しいのは見た目だけではありません。その裏側には、揚げる人たちの命、誠実、仲間との信頼といった"精神"があります。

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一緒に揚げる人たちが助けてくれますが、それでもやはり命がけの花火はこわいですから、わたしには何本も揚げられません。

けれど、地元にはこんな粋なものがあるということ、誇らしく思っています。

今回のテレビみたいに、地元のすてきなところを世の人にたくさん知ってもらえると嬉しいです。
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