じょなさんのひみつきち。

手筒花火とスイーツと辛いものが好きなうにこの記録。
名古屋から大阪に引っ越しました。

手筒花火と煙火会のおじさまの話。

2012-08-20 | 手筒花火。
昨日の「世界の果てまでイッテQ」。宮川大輔さんが手筒花火を揚げていました。

手筒花火はわたしの地元の、男気溢れる伝統花火です。


わたしも一昨年と昨年、職場のある町内で誘っていただき、揚げました。

手筒花火は地元の名物ですが、普通に暮らしていたらなかなかやらせて貰える機会なんてないです。

特に女子で揚げさせてもらえる町内は未だに少ない。

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テレビでも紹介されましたが、手筒花火は、竹取から火薬を詰めるところまで、自分の筒は自分で作るのが原則です。大変危険な花火なので、自己責任で、というわけです。

作る工程もそうですが、揚げ方も一歩間違えれば死にます。命がけの花火です。

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毎年花火を揚げているおじさまが一昨年言っていたことを、わたしはいまでも覚えています。

"仲間との信頼関係がないと花火は揚げられない。命がけだからね。もし作業中に筒を落っことしたら、「わりぃ、落とした!」って正直に言うだろうな。誰が落としたとしても絶対にそう言うと思う。適当なことをするやつはこの中にはいないよ。"


手筒花火は美しいです。でも美しいのは見た目だけではありません。その裏側には、揚げる人たちの命、誠実、仲間との信頼といった"精神"があります。

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一緒に揚げる人たちが助けてくれますが、それでもやはり命がけの花火はこわいですから、わたしには何本も揚げられません。

けれど、地元にはこんな粋なものがあるということ、誇らしく思っています。

今回のテレビみたいに、地元のすてきなところを世の人にたくさん知ってもらえると嬉しいです。
コメント (8)
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