絵じゃないかおじさん

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仮想はてな・ストーリィ  「大魔じん 対 四獣神」  5/6

2015-03-02 07:42:08 | 仮想はてな物語 

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  * 大魔じん、出陣  

 清香が、お祈りを終えたので、二人で外に出ていった。
 朱雀は、空中に静止して、大きくはばたき、
 強風を送り続けていた。


 建物は、瓦が落ち、屋根が飛び、
 パタリパタリと、倒れていっている。



「大魔じんさまは、まだかしら」 
 空を見上げて言う。
 清香の言の葉が、剣のように突き刺さってきた。


{ああ、何ということをしたのだろう}
「ああっ、あの雲。きっと大魔じんさまに違いない」


 清香の指差す東の空に、紫色に輝く雲が、
 だんだんと近づいてきていた。
 近づくにつれて、大魔じんの姿が、
 はっきりと見えてきたのである。


 朱雀大路に、ゆっくりと大魔じんが下りてきた。
 すぐさま、大魔じんと朱雀の凄絶な戦闘が始まった。
 朱雀の青い眼から、怪光線が走る。


 その度に、たじろぐ大魔じん。
 刀を抜き、その光線を反射させる。
 朱雀がひるむ。
 今度は、羽で強風を送り怪音を発しながら、
 鋭い爪を立てて、襲ってくる。


 よろける大魔じんの鎧の右の大袖が、
 もぎ取られてしまった。
 なおも執拗に、朱雀が攻撃をかける。
 長い互角の戦いが続いた。


 風を避けながら、前かがみになり、
 渾身の一刀を大魔じんが振り下ろす。
 朱雀の左の足の爪が、2本切り落とされた。
 悲鳴を上げて、朱雀の身体は、
 一瞬の内に消えてしまった。


 その悲鳴を聞きつけて、残りの3獣神が、
 怒涛のごとく押し寄せてきた。


 大魔じん対残り三獣神の戦いとなった。
 三獣神は連携をとりながら、波状攻撃をかけてくる。
 青竜の武器は、口から吐き出す紅蓮の炎に、
 眼から放つ雷光、ヨーヨーのような鋼鉄の玉である。


 玄武は毒蛇を放ってくる。
 毒蛇はトグロを巻いて回転しながら、飛んでくる。
 噛まれれば、猛毒に倒されるのである。
 刀で切りつけても、チャリンと音がして、
 火花が散るだけである。


 ブーメランのような動きをしていた。
 白虎は、消えたかと思うと後から現われたりして、
 神出鬼没の術を使っているので、捕らえがたい。
 黄金の牙と黒い爪が武器である。
 大魔じんは、三獣神に翻弄されていた。
 いくら大魔じんといえども、
 三匹も同時に相手にしたのでは、
 適わなかったのである。


 左の大袖がはずれ、脇楯が破られ、
 草摺は、ぼろぼろとなっていた。
 刀も折れてしまっている。
 玄武の亀の甲羅を切りつけた時に折れたのである。
 そんな姿になりながらも、大魔じんは、なおも戦っていた。


 オヅヌたちは、朱雀大路の松の大樹の蔭から、
 その戦いをしっかりと見守っていたのである。
 四獣神は、オヅヌの願いを叶えてくれる、
 ありがたい神であった。


 しかしながら、清香の存在も、
 無視するわけにもゆかなかった。
 清香は、片手でオヅヌの腕をしっかりと掴み、
 もう一方の手は胸に当てて、大魔じんの勝利を、
 祈っているようであった。
 呪文を小さくつぶやいていた。


 オヅヌの心は、迷っていた。
 四獣神に応援も送りたいし、清香の大魔じんを
 軽視するわけにもゆかない。
 四獣神に、京の街を滅ぼしてもらった所で、
 数年も立つと、今以上に、立派に再建されるであろう。


 その再建の主力となるのは、
 毎日着飾ってうまいものを貪り食っているような、
 連中ではなく、全国から集められる自分と、
 似たような境遇の者ばかりである。


 自分をイジメるような奴ばかりであるが、
 中には、清香のような者がいるかもしれない。
 いや、きっといるだろう。


 よく考えてみれば、最後に本当に困るのは、
 自分や清香ではないのかと思った。
 己の怒りを、京の街にぶつけてみたところで、
 怒りの元は、消えはしないのである。


 京の街を滅ぼしたという自己満足も、
 さらに立派に再建された京の街を見る事によって、
 空しいものとなるであろう。


 オヅヌは、執拗に繰り広げられる、
 三獣神の攻撃に晒される大魔じんの中に、
 己の姿を見いだしていた。


 イジメられ、嘲られ、
 馬鹿にされ続けた、
 己の姿を、
 はっきりと見たのだ。

                          つづく




仮想はてな ゆふかひストーリィ  3/前1・6

2015-03-02 07:40:57 | 仮想はてな物語 

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 * 不気味な挑戦状

 翌朝、気になったので「縄通」ネットを覗いてみた。
 私宛てのメールが、2通あった。
 1通は、コガ坊からのものであった。
 妹を捜したいから、オッさん悪いけど、
 甲賀から万博公園まで運んでくれないかと書いていた。

 もう1通のメールのIDには、見覚えなかった。

 IDとは、コンピュータ通信に加入すれば、
 与えられる背番号のようなものである。
 これを使って、主催者側は加入者の管理をするし、
 メールなどのやりとりも、
 このIDを使って行なうことが多い。

 名前だけだと、同姓同名の者が、多い時に困るので、
 ユニークな番号を割り振って、番号で管理をしている。
 このナンバーは、一定の法則のもとに、
 割りつけられているので、類推出来るような、
 番号になっていることが多い。

 他人に悪用されないように、この後に、
 パスワードと呼ばれる加入者が指定出来る、
 秘密の文字列がくっついている。

 IDは、参加者に公開されているが、
 パスワードは非公開となっている。
 パスワードを他人に知られ、悪用されると、
 利用代金など、いくらあっても足りないだろう。

 そのうち、電話をかけた者の番号が分かるようになり、
 盗んだ者が、特定出来るようになるかも知れないが、
 携帯電話などを盗まれると、これまた分からなくなる。

 世の中、意識して悪いことをしようと思えば種はつきない。
 悪用される事を前提にして、コンピュータ・システムは、
 組まれてゆくのだろうが、それに闘志を燃やすヤカラも、
 多いから厄介だ。

 それに、秘密のパスワードと言っても、
 主催者自身には筒抜けだから、管理が、
 よほどしっかりしてないと、
 簡単に、漏れてしまう可能性がある。

 見覚えのない者のメールは、不気味であった。
 私は、恐る恐るファインドした。



「流ドン作と、よれよれグループへ告ぐ」

 この前は、よくも、この俺さまを痛めつけてくれたな!
 きっとお返しはしてやる。
 首を洗って、楽しみに待っていろ!

 それから、チーコは、俺達が預かっている。
 あの子を返して欲しければ、8月15日までに 
 次の3要求を飲め!


 1・ゴキブリ変身術の伝授をしろ!

 2・テレパシー通信の全面譲渡をしろ!

 3・間界の大臣の地位を保証しろ!



Mグループ
             代表・Mキラリーより

 なお、チーコの身体は返してやろう。
 在り場所は、次の短歌がヒントだ。

 東海の 小島の磯の 白砂に
  われ泣きぬれて 蟹とたわむる

 啄木が、この歌を詠んだ場所などを詮索しても、
 無駄なことだ。
 また、オレの性格も、一つのヒントだ。

 7月7日までに助け出さないと、身体は腐ってしまうぞ!
 念のため、あの子の魂は抜いて、オレ達が管理している。
 オレのクイズが、お前らに解けるか?

                 平成H年6月DD日
 何だ! これは!



 明らかに、Mキラリーからの挑戦状だ。
 Mキラリーと言えば、あの幼女4人殺しの、
 Mの奴に違いない。

 しかしながら、奴は、拘置所内で捉われの身のはず。
 それが何故、チーコちゃんをさらい、
 私に、電子メールなどを、送ってこられるのだろう。

 だが、冷酷非情な奴のこと、通常の感覚では、
 考えられないことをやりかねない。

 おまけに、私達のグループにネーミングまでしてくれた。
 ヨレヨレか。
 ま、それも、いいだろう。

 すぐさま、私は、奴のメールをプリントした。
 1枚では不安だったので、3枚もした。
 プリントした用紙を、通信を切ることも忘れて、
 数10分も、眺めてしまった。

 ああ、電話代や利用料金が、跳ね上がるぞ。
 これでは、泣きっ面にハチだ。
 NTTの請求書を見て、妻のOさんから、
 お目玉を、たっぷり食らうに違いない。

 私は、短歌などにはあまり興味がない。
 しかし、啄木の短歌は、中学や高校の国語の教科書に、
 出ていたので、名前ぐらいは、知っている。

 知ってはいるが、こんな歌で、
 チーコちゃんの居場所が、分かるのだろうか?

 奴の言うことは、本当だろうか?
 奴の言うことなど、信じられるのだろうか?

 奴の言葉が本当なら、7月7日までに助け出さなければ、
 チーコちゃんの、身体は腐るという。
 身体が、無くなればチーコちゃんの魂は、
 この宙空を、さ迷い続けることになる。

 困ったことになったものだ。
 この前、奴を苛めすぎたのも、
 恨みを買う一因に、なっているのだろう。


 あれは、もう数年も前のことだった。

 この次の項は、私の甘いヒーロー意識が、
 むらむらっと、燃え上がった時の話である。

 あの時の行為が、Mの奴を刺激して、
 今、こうしてチーコちゃんの身に災いを、
 呼んだのかと思うと、他に方法がなかったものかと、
 反省すること、しきりである。

 チーコちゃん、ごめんな。
 きっと、皆で助けてやるからな。

                           つづく



あ@英訳ドン作川柳集861 大しわに見事な小じわしわだらけ

2015-03-02 07:39:37 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


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   *  大しわに見事な小じわしわだらけ







  (ドン作川柳 → 無料 英訳 → 無料 和訳戻し)

    大しわに見事な小じわしわだらけ        ドン作(ちふ+)

            ↓
     Stunning wrinkles wrinkled in large wrinkles 

            ↓           
     大しわにしわが見事なしわ 
 


                               おわり


仮想はてな Oあゆか
仮想はてな ドン作



あ@つぶつぶ(日々)312 今日もまた日が過ぎてゆくしっかりと

2015-03-02 07:38:24 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)


多層構造ぶろぐ→Multilayer structure blog

ピカ輪世代(世に団塊とも)の一断面を目指して。


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*  English translation 


  312 今日もまた日が過ぎてゆくしっかりと



        ↓
      (ほんやっ君のとある無料の英訳)

    Firmly day Yuku past also today
         ↓
      (ほんやっ君のとある無料の和訳戻し)

しっかりと一日ゆく過去にも、今日






     この項おわり



つぶつぶ(22”22”)・・・・・

あ@おつとめ131  ドンサク夫  女子怒らせて  目ヤニ入り茶

2015-03-02 07:37:02 | ぶろぐ(迷瞑謎名英訳付き)

お薦め世界語=ほじゃけんど=HOJYAKENDO←思わずにっこり、ほっこり
その意味は検索にて→もしかすれば出てくるかも・・・・・



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ドン作雑文集より

 

                               
   *  ドンサク夫  女子怒らせて  目ヤニ入り茶




      Fドビ絵さん、ごめんやで。
      被害妄想ぎみでしてなあ・・・・・・・  


       だけんど、
       顔洗わんとお化粧しとるのでは・・・・・・・




       どこに行くのも、
       マイ茶一番、
       まいちゃん麗番。




  


(ドン作川柳 → とある無料 英訳 → とある無料 和訳戻し)


     ドンサク夫  女子怒らせて  目ヤニ入り茶    ドン作(ちふ+)

          ↓
     Eye nicotine enters tea offend Donsaku husband women
  
          ↓
     瞳のニコチンは茶Donsaku夫の女性を怒ら入り