copyright (c)ち ふ
絵じゃないかおじさんぐるーぷ
私は、もう俯せてしまった。
そんな時であった。
サヤカのヘッドライトが、キラーッと物凄い光を放ち始めた。
キーはつけたままだった。
稲光の数十倍の光り方である。
ピカーッと稲光がする瞬間に、
その方向に向けてサヤカが光を放つ。
そのたびに不思議なことに雷の音が消えるのだ。
右や左にピカッ、ピカーッ。
サヤカのヘッドライトが稲光を打ち落としているのだ。
確実に迎撃している。
その間20~30分ぐらいだったろうか。
黒雲がだんだんと軽くなり晴れ間が見えてきた。
夕立はだんだんと遠ざかってゆく。
サヤカが勝ったのだ。
サヤカよ、お前にそんな力があったのか!
一戦を終えたサヤカに残る七色の雨の露をタオルで丁寧に
拭い、感謝の気持を表した。
こわやこわや カミナリこわや 車もこわや
大台ケ原 ドライブウェイ
ち ふ
この項おわり
絵じゃないかおじさんぐるーぷ
私は、もう俯せてしまった。
そんな時であった。
サヤカのヘッドライトが、キラーッと物凄い光を放ち始めた。
キーはつけたままだった。
稲光の数十倍の光り方である。
ピカーッと稲光がする瞬間に、
その方向に向けてサヤカが光を放つ。
そのたびに不思議なことに雷の音が消えるのだ。
右や左にピカッ、ピカーッ。
サヤカのヘッドライトが稲光を打ち落としているのだ。
確実に迎撃している。
その間20~30分ぐらいだったろうか。
黒雲がだんだんと軽くなり晴れ間が見えてきた。
夕立はだんだんと遠ざかってゆく。
サヤカが勝ったのだ。
サヤカよ、お前にそんな力があったのか!
一戦を終えたサヤカに残る七色の雨の露をタオルで丁寧に
拭い、感謝の気持を表した。
こわやこわや カミナリこわや 車もこわや
大台ケ原 ドライブウェイ
ち ふ
この項おわり