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絵じゃないかおじさんぐるーぷ
雨のなかを走るのは久しぶりである。
雨が叩くように降ってくる。
サヤカを止めれば雨はそんなに強くはない。
スピードのせいである。
雨の日のバイクは悲惨である。
特に、私のようにメガネを必要とする者は,
さらにひどい目に遭う。
シールドとメガネがダブルで曇るのだ。
その上シールドには雨滴まで着く。
しょっちゅう手袋の手の平で拭わなければならない。
それでも間に合わなくなると、
結局はシールドをあげたまま走ることになる。
雨が直接メガネや顔にかかる。
今度はメガネがシールドと同じ目に遭う。
メガネが役に立たないので鼻の上にずらす。
雨のヤツが目玉を直撃する。
とてもじゃないが、見られたものではない。
風があまり吹いていないと、
40kmぐらいのスピードなら雨は痛くはない。
55kmあたりからピチピチと叩き始める。
60kmだと目がもう痛くて痛くて叶わない。
私が、バイクで前が曇ったり雨滴に悩まされて、
こわごわ走っているのに、
4輪車はビュンビュン飛ばしてくる。
雨の日でも、24号・42号あたりでは、
70~80kmで走ってくるのだ。
雨の日にバイクに乗らなければいいのだろうが、
天気は気紛れだ。
遠くに足を延ばせば、そんな目に遭うことも
覚悟しなければならない。
とにかく危ないから流れに合わすのである。
これが苦痛となる。
つづく