まっさんの模型屋blog

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AFVモデルステップアップ(2)-ファインモールド 1/35 八九式中戦車乙型【組立編(2/2)】

2011年02月17日 15時41分02秒 | インポート

前回に引き続き、八九式中戦車乙型を組み立てます。今回で組み立てが完了します。

誌面上で結構詳しく解説されている部分もありますので、本ブログと誌面と読み比べながら製作すると良いかも知れません。

前回はマフラーの排気口を開口しましたので、今回はマフラーカバーの製作から。

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作例ではマフラーカバーの一部にメッシュを貼っていましたが、金網なしの資料写真もありましたので、金網なしとしました。

まず、枠部分を傷つけないように気を付けつつ、あまり肉が残らないように0.5mmのドリルで枠に添って穴をたくさんあけます。そして、穴同士をニッパーやナイフでつなげるて金網部分を外します。この際、作業が進むほど部品が壊れやすくなりますので、ニッパーよりもナイフで少しずつ表面を削るような感じで作業をすると良いでしょう。

このままでは、枠がガタガタですので、ヤスリで仕上げます。ヤスリはアロンパした#240の紙ヤスリを使用しました。(こういった狭い場所では重宝します。)

なお、マフラーカバーはマフラーの塗装、ウェザリングが困難になるので最後まで接着しません。

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続いて、マフラー本体の下側が肉抜きされていますので、ポリパテでパテ埋めしました。

普通に組み立てる分には問題ないと思いますが、マフラーカバーの金網を除去したので少々気になりました。

車体は足回りを除いて完了しましたので、砲塔を組み立てます。

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砲塔はあまり注意することはありませんが、仮組み時に問題点を見つけました。

私の保管が悪かったのか、たまたまハズレを引いたのかわからないですが(他の方の話ではこんなことはなかったということでした)、砲塔の上パーツと下パーツのすき間が思いっきり空いてました。ちょっと写真を撮り忘れてしまいましたが、こういった場合の対処法は次の通りです。(説明しなくても分かります?まあまあ、そんなこと言わずに。)

まず、部品を指で押え隙間をなくした状態でマスキングテープで固定します。

続いて、テープで固定した状態で流し込み接着剤を接着部に流し込んで接着して終わりです。この後、テープの固定は接着剤が完全に乾くまで解除しません。(1~2日位は最低でも保持しましょう。)

なお、この際砲塔上パーツの角部に接着剤を塗ってプラスチックを柔らかくすると尚良いでしょう。

砲塔部分の組み立ては後は説明書通りに組み立てれば大丈夫でしょう。

続いて足回りの組み立てです。

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まずは上部転輪の組み立てから。まあ、注意事項は特にありませんが、転輪が非常に小さいので私はこんな風に組み立てました。転輪そのものはランナーから切り離さずに軸部分を接着して、接着剤が乾いたら転輪を切り離してゲート処理を行ないました。

こうやったほうが、ゲート処理もしやすく部品もなくしにくいです。

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下部転輪の処理も組み立て後にゲート処理しました。(誌面にありましたね。)

なお、この際はゲートの位置を合わせて置くと処理が楽になります。

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さて、誘導輪と起動輪の組み立てです。まあ、部品を接着するだけなのですが、組み立てた時には必ず覆帯が組み付くことを確認しましょう。付属の軟質プラの場合はそうでもないのですが、連結式の覆帯を使用する場合は最後の最後で「覆帯が組みつかねぇ!オーマイガー!!」となることもありますので忘れずに。特にこの車輌は起動輪、誘導輪の取り外しが非常に困難ですので必ずチェックです。

さて、ここまで来たら後は、OVMを組み付けて、星章を接着して完成です。

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が・・・星章をなくしてしまいました。床に這い蹲り、掃除もしたんですが見つからず・・・。

結局、0.5mm厚のプラ板で自作しました。(3個も作って、出来の良いものを付けましたが、ヒトデっぽい・・・コイツも途中で無くしまくりで4時間も掛かった。)皆さんはなくさないように気をつけてください。

最後の最後でトホホでしたが、組み立て完了です。

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覆帯とマフラーカバーはまだ組み付けていません。塗装、仕上げ後に組み付けます。

次回の塗装編では迷彩塗装と細部の塗り分けを行ないます。


ガンプラステップアップ(2)-HGUCザク作成【組み立て編(3/3)】

2010年12月01日 17時51分17秒 | インポート

今回で組み立てが完了いたします。

残っている肘、膝にスジボリを追加します。

作業に入る前に完成写真を貼り付けます。こんな感じになります。

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さて、作業に入る前に、少々工具の準備をします。

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カッターナイフで紙ヤスリ(#400)を幅5~8mm、長さ20~30mm位の短冊状に切ります。短冊は7、8枚あれば十分です。

また、短冊を切り出す際はカッターナイフの先端をナマクラにする目的もありますので、写真にある様にヤスリ部分に直接刃を当ててください。

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刃の先端が削られてほとんど切れなくなった状態です。何故この状態が必要なのか、後ほど説明いたします。

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先ほど、短冊にした紙ヤスリを2つに折り曲げてアロンパします。単純に二つ折りにするだけでも、紙ヤスリは折れ曲がらなくなりますが、アロンパすることで固まった瞬間接着剤の強度が加わり更に曲がりにくくなります。(厳密に言うとそれだけではないのですが、ここから先は専門的な話になりますので割愛します。)

この短冊ヤスリはスジボリだけでなく、狭い部分の仕上げ等々使えることが多いので覚えておいて損はないと思います。また、多少多めに作って道具箱にまとめておくと便利だと思います。

さて、工具の準備が済んだところで、スジボリ加工に入りたいと思います。

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まず、スジボリ加工する部分にカッターの刃を押し当てて、これから加工するスジボリのガイド用の溝を作ります。

注意!

この時、カッターナイフの刃はあまり出さず、必要最小限の刃を出すようにしてください。刃が長くなるほど折れやすく、ケガもしやすくなりますので注意してください。

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そして、ガイド用の溝にナマクラにしたカッターナイフの刃の先端を差込み、赤矢印の方向へナイフを押します。そうするとガイドの溝の両端がゴリゴリと削れて広がっていきます。

ナマクラの刃はココでしか使いません。何故ナマクラにする必要があるのかというと、良く切れる状態の刃で作業をすると、ナイフがどんどん深く潜ろうとするので途中でナイフが動かなくなったり、先端が欠けたりするからです。

右の写真のように細いスジボリが出来ますが、少々物足りないので溝を更に広げていきます。

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ある程度ガイド溝が広がっていれば、短冊ヤスリがガイドに沿って動いてくれるようになりますので、短冊ヤスリの折り目部分をガイドに押し当て更に広げます。

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短冊ヤスリで溝を広くしただけではU字の溝になってしまいますので、カッターナイフの背の部分で直角になるようにゴリゴリと削ります。

さて、この作業をした方は分かると思いますが、短冊ヤスリとカッターナイフの刃の厚みはほとんど一緒なんです(タミヤのフィニッシングペーパー#400の場合。瞬間接着剤の量によって多少変動します)。そして、カッターナイフの刃の厚さは0.5mmです。この2つも頭の片隅に入れておいて損はないと思います。

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最後に、このままでは少々美観が損なわれるので最後に短冊ヤスリの側面でスジボリを磨いて仕上げます。

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左が加工前、右が加工後です。加工前後を比べると全く印象が異なります。

この後、両肘、両膝ともに全く同じ手順でスジボリを追加しました。

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全ての部品の加工が終わりました。

次回から塗装に入ります。


2010/11/26入荷商品

2010年11月26日 20時41分11秒 | インポート

入荷商品のお知らせです。

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バンダイの「真 郭嘉ヴァサーゴ」が入荷いたしました。

TV放映で人気の「SDガンダム 三国伝」のキャラクターです。

魔装形態、武将形態の2形態に変身する他、武装を組み替えることで氷毒機にもなります。

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バンダイの「真 三国伝三位一体 龍帝剣覚醒版」が入荷いたしました。

真 郭嘉ヴァサーゴと同じくTV放映で人気の「SDガンダム 三国伝」の龍装劉備ガンダム、雷装張飛ガンダム、鬼牙装関羽ガンダムの3体セットです。

3体の成型色が既発売製品と異なる他、真龍帝剣が金メッキされ、三位一体龍斬再現用のエフェクトパーツとディスプレースタンドがセットされています。

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既に入荷していますが、明日発売の商品を紹介いたします。

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バンダイの「RG シャア専用ザクⅡ」です。

リアルグレードシリーズの第2弾です。

現在、最も注目の高い商品ではないでしょうか。いよいよ明日から発売いたします。

このシリーズは今後の商品展開が気になるところです。


2010/11/19入荷商品

2010年11月19日 21時50分32秒 | インポート

本日入荷した商品の紹介です。

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バンダイの「MG ダブルオークアンタ」が入荷しました。「劇場版 機動戦士ガンダム00」の主人公機が早くもマスターグレードになりました。

ソードビットの合体・分離、GNシールドの各種ギミックの再現。バスターソード、バスターライフル用のアクションベースが付属するなど盛りだくさんの内容です。

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ライオンロアの「1/35 sWS 2cm Flak38 4連装対空機関砲搭載」及び「1/35 sWS 2cm Flak38搭載型エッチングパーツ」「1/35 Flak38 20mm軽対空機銃用砲身(1本入り)」が入荷しました。

予備重心の収まったケースや弾薬箱が付属したり、砲口はスライド金型で開口されていたりと至れり尽くせりの内容です。

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トランペッターの「1/35 アメリカ陸軍M1132ESV"ザ・ハート・ロッカー2"」が入荷しました。

地雷原啓開用の特殊車輌です。

エッチングパーツの他にも、何やらコカ・コーラやペプシ等々のケースを作る台紙が入っています。

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トランペッターの「1/35 ドイツ Pak43/41 88cm対戦車砲」が入荷いたしました。

低姿勢のシルエットと先進的な構造を持つ8.8cm対戦車砲です。

エッチングパーツと金属砲身が付属しております。

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ファインモールドの「1/35 八九式中戦車用ディテールアップパーツ」が入荷いたしました。

現在、月刊アーマーモデリング誌にて3号連続で付属しているマガジンキット「1/35 日本軍八九式中戦車乙型」用のエッチングパーツと金属砲身のセットです。

限定品ですので、お買い忘れのないようにお願い致します。

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アドラーズネストの「アーマーカラーⅣ(20個入り) M・Lサイズ」及び「アーマーカラー専用コイルスプリング(4本入り) M・Lサイズ」が入荷いたしました。

ザクの動力パイプなどに使える装甲カラーですが、従来からある一般的なパーツと異なります。アーマーカラーの側面にスリットが加工してあり、内側にスプリングなどを仕込むとスリットから露出されるデザインです。

また、スプリングは熱処理などにより一般のものに比べて反発力を落とす工夫がされており、芯に針金や半田線を仕込む事で自由に形状を整形出来るようになっております。なお、スプリングはアーマーカラーⅢにも対応しております。