Pochiのブチブチジャーニー

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表現の自由と性描写の疑問

2010-12-15 15:53:42 | Weblog
 東京都の提出した過激な性描写が描かれている漫画やアニメを青少年の手の届かない所に置くという趣旨の条例案が可決された。漫画家や出版社はこれに反対し、「表現の自由」を錦の御旗にしている。しかし、pochiには違和感がぬぐいきれない。過激な性描写と表現の自由を比べる論法にだ。
 表現の自由が大切なことは言うまでもないが、そもそも、これまで出版業界は十分な自己規制をしてきたのだろうか疑問である。何も青年誌だけでなく女性向けのコミックも含めて過激な性描写を売り物にしてきた部分も大いにあったのではないか。ひねくれて考えればコンビニの棚に並べられなくなることによる経済的な損出を最重要視しているのではないか?というわけだ。
 確か、竹宮恵子だと思ったが「風と木の詩」が条例に引っ掛かるのではないかと述べていたと思ったが、どうしてあの作品が問題になるのだ。あれが問題になるのならそれこそ静香ちゃんの入浴シーンやシンノスケの象さん象さんも問題になる。
 そもそも、いまあげたようなものが過激な性描写か?
 それと、そもそも過激な性描写を入れないと表現できないのか?
 表現の自由をなんでもかんでも強調するのは表現の自由に失礼ではないか。昔と比べて今の日本で表現の自由にそれほどのインパクトがあるとは思えないのだ。