変体かなをリンクさせる

●過去帳をwordで作ることにした。坊主に書いてもらえとかいろいろなことを言う人もいるらしいが、pochiはそんなことは気にしない。
　要するに過去帳は記録の一つだと思っているので、wordで作って台紙に貼りこめば簡単だし、きれいである。さらに、一度作って保存しておけばいつでも使えるし、直しも簡単である。
　さらに、普通の過去帳は上下二段に分かれていて、上には戒名を下には俗名を書き込むようになっているがこれでは現代には使いにくいので三段にした。一段目と二段目は同じだが、三段目にその人の関係性を記す欄を設けたのだ。例えば一番上は〇〇〇〇命、二段目は〇〇太郎、三段目は○○次郎の兄というようにしたのだ。これで、一体、この人は誰なのかが全然わからないということは防げるようになった。
　これは両親が残したアルバムなどでも同じで、一体誰なのか不明な人の写真が多いというのが現実だ。祖父や祖母だとなおひどくなる。そういうのをいくらかでも防止するために生前の母にわかるだけの人は聞いて、書き込んでおくことにした。
　この過去帳作成の過程で、昔の人の名前には変体かなが使われているケースがあり、そのためにwordで変体かなを使えるようにしたが、作業がちょっと面倒だった。正確に言うと、作業そのものよりも、検索してもwin10でこの過程を解説したページが少ないのだ。
　それでも、フリーの変体かなをダウンロードし、スタートから検索で外字エディターを起動させてから、リンクさせていく作業が完成した。おかげで、たとえば「あ」を入力すると「環境依存」ではあるが、変体かなの候補が出るようになった。もっとも、現代では使われない文字なのでいずれは消えていくと思うが。