大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

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本日の学童、府予算案

2009年02月18日 | 児童デイサービス
 今日は小学5年生のTさんが学童に参加。ぽぽろのプレールームのすべり台と輪投げのいい写真がありますが、残念です。ブログに載せられない写真は今度ぽぽろに掲示しますね
 
 さて、Tさんとは先ずは輪投げで遊びました。Tさんは輪を渡すと投げないで棒に入れます。離して棒を置いておくと、歩を前に進めて同じように挿し入れます。白いガムテープを踏んで投げるというのも難しかったです。でも、投げなくてもどんどん入れていき、それだけでもう輪投げです!たくさん拍手をもらいました。Tさんには離れたところから、投げるというのはとても難しい要求です。
 そこで、ベニヤで作った一辺180センチ、高さ45センチの四角柱の囲いの中に棒を置きました。少しずつ囲いから棒を離していきました。棒の中にャgンと落とせないので勢いをつけてパッと掌を開いて入れました。なお離すと、身を乗り出しても届かないので、棒の手前で掌を開いて投げ込みました。これはなかなか入りませんでした。それで終わりです。とても頑張って挑戦していました。

 2時過ぎからは親子療育教室が始まるので場所を公園に移しました。
 
 すると、何と丁度工事用のフェンスの中で幼児用すべり台の土台を作っているところでした。コンクリートミキサー車が入ってくると野球やシャボン玉などそっちのけで、1年のHくんとYくんは「ケンカ」もピタッとやめて寄り添い、よだれをたらしそうになるほど見つめて見学しました。ミキサー車からセメント(「石が出てくる」と言っていた)を一輪車で受けてすべり台の足の穴の中に入れて固めます。二人とも「おもしろいなぁ」と何度もつぶやいていました。Yくんは車道まで出てミキサー車を送っていました。

 それを見たからでしょうか?HくんがMくんが隣のグランドにフェンスを越えて投げたボールを取りに行き、ミイラ取りがミイラよろしく、グランド整備のトンボを引っ張ってきて砂山を鍬のようにして掘り出しました。「H 仕事してんねんで!」とまじめな顔で返事していました。Yくんもフェンスの穴からグランドに入って行き、鉄棒でグランドいっぱいに線描きして遊んだのは言うまでもありません。




 Tさんはブランコにすべり台にシャボン玉といっぱい遊びました。特に、ブランコは一回転しそうなほど高く高くこいでいました。シャボン玉はとても上手に飛ばして、ゆくえを追ったりキラキラ光るシャボン玉を楽しみました。


 Mくんは最近、ぽぽろのプレールームのついたて壁の中にお気に入りのものを投げ込みます。最近まで溝や箱の中にボールを入れる遊びをしていたかと思うと、今度はつい立壁の向こうです。高くて深いし狭くて、容易に取りに行けません。見えない世界にあるはずのボールや風鈴、手作りめがね等に思いをはせて、大冒険をして壁を取り外し狭い空間に入り込みます。奥の方だと取れません。今日は、以前に投げ入れた風鈴が見当たらず、とうとうパニックになり1人公園遊びに出遅れました。
 その上、公園に直行せず隣の会社の配送場の中を2回も散歩させてもらいました。いつも、優しいおっちゃんが一人いらっしゃってホントに救われます。さすがに荷物用?のエレベーターは諦めてもらいました。
 公園ではシャボン玉追いかけっこ、ブランコ(二人乗りが気に入って私の膝に何度も乗って、後ろ向きにメガネをとろうと試みておりました)、溝へのボールの放り投げ、そして最後は砂遊び。


 4時から参加の2年のYくんは久しぶりです。お母さんからスッと離れられませんでした。お絵描きでやっとサヨナラ。でも、本当のお目当てはすべり台でした。
 同じく2年のYちゃんはすさまじいバトルに少し引いていましたが、おやつを堺にシーンと静まり返り、そこから積極的に。
 2年のYくんは粒々のかき揚が大好きなようで、HくんとYちゃんのをちょいと失敬。Yちゃんは積み木の箱をかぶせてしっかり応戦。一つもあげませんでした(とられませんでした)。
 Yちゃんは『はらぺこあおむし』と『かちかちやま』の絵本をおっちゃん(私)の膝の上に少しずつ少しずつお尻を乗せながら読んでもらいました。アトはすべり台を楽しみました。

 少し遠出をしての大学ボランティア募集のお願い周り、2才11ヶ月の療育教室体験参加の子や学童保育見学・体験者や検査結果報告(ご本人と若い施設指導員さん)等の来所も重なりとっても忙しくてハードな一日でした。

 3月と春休みの日中一時の申込用紙が出来ました。ぽぽろには置いてあります。もうすぐ、ホームパージにアップすると思います。「育てる会」の会員さんはお早目に申し込みください。3月28日午前は「お別れ町田ワールド・スペシャル」です。

 昨日、大阪府の来年度予算案が発表になりました。今後5年間で府内の4箇所に過密・過大解消のために知的障害の支援学校を建設するという府教委の計画案を橋下知事も承認し、それにつながる予算(案)をつけました。とりあえず、来年度は廃校が決った鳥飼高校跡地に建設すべく本格的な整備費がつきました。10校分新設しないと「適正規模150人~200人」には収まりませんが、4校分(小中高併設の支援学校と高等支援学校の併置)だけでも画期的な前進です!!座り込みは回避されました。関係者の皆さん、あきらめないで頑張って運動してきた皆さん朗報ですね!でも、すぐに学校はいっぱいになりますから引き続き頑張りましょう。詳しくは大阪府のホームページの教育委員会関係予算案の4ページからをごらんください。