大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

営業活動

2009年02月24日 | ノンジャンル
 なぜか二回目の訪問なのに、行きしなに地図を見て「泉南市は和歌山の隣だったんだ」と改めて位置を確認したのでした。北摂に住んでいるのでこんなことでもない限り行くことはない地です。向こうの方が北摂といっても、その中の各市の位置が分からないのと同じですね。

 さて、決意して臨んだ講演会。講演時間は1時間50分で目標よりは5分延長。しかし、始まりが遅れた分、しゃべり終わったのは12時。喉がヒリヒリ。
 感想をたくさんいただきました。たまたまでしょうが、一番上に置いてあったのに「具体例が多くてとても分かりやすかったです」。(他の方もその点は異口同音でしたが、この方には続きがありました。)「話があちこち飛んでわかりにくい面もありましたので、一人の子どもさんの例を成人になるまで追いかけて取り上げて欲しかった。」とありました。ガーン!やっぱり?鋭い指摘!この方は昨日の私のブログを見たんではと思うぐらい…まいった!その一枚だけでしたが、反省!

 さて、今晩は営業活動で堺市のある法人へ来年度の事業を売り込みに行ってきました。相談と療育と学童保育を共同の事業としてつくりだすために、ぽぽろから人を派遣して地域子育て支援相談事業と施設実践支援事業をセットで年間契約で行うというもの。そうなれば月2回ぽぽろスタッフを派遣するということになります。人を派遣する事業の契約(出稼ぎ)がどんどん増えています。スタッフの数が足りなくなってきました。自分で自分の首をしめているような気がします。
 本体の日中一時支援事業の赤字分をどうして補うのか、しばらく営業活動が続きます。スタッフの中には公務職場で仕事をしてきたものが多いので、この「営業」だとか「経営」という言葉を毛嫌いする方もいらっしゃる。学校も民間手法を取り入れ、民間に学べとばかりに「運営」という言葉が消え、「学校経営」「学級経営」と今では呼ばせられる。もうけを目的とする民間企業と子どもたちの学習・発達を助けることを目的にする学校とを同じように比べたり、何でもかんでも手法を真似すればいいというものではない。しかし、現実問題として事業をおこして営業活動をしないと何一つ成り立たないのが現実。

 
「経営」といっても、学校はお客さんを募集することもしなくていいし、分業が進んでいるので業者との契約や支払いなどの業務や電話の応対まで事務所がやるし、バックには教育委員会があって大もとで管理を行っていて事務は必死だが赤字や不始末への対応もしてくれるし、基本的には子どもたちの授業=本務に集中すればよかった。教育活動や学校運営に必要な仕事は「校務分掌」と呼ばれますが、これも一人一役ないし二役で分担されている。
 ぽぽろはそうはいかない。「営業活動」は「実務」(特にお金の管理)に続いて私のもっとも苦手とするところです。何もかもしなければならないので、修行修行の毎日でした(です)。頭が薄くなったのは間違いなくそのストレスのせいだと確信している。髪をかきあげ振り乱して??かけずり回る毎日です。

 それにしても、私たちのやっていることって本来なら公的責任でやるべき課題ではないか?「営業」と言ってももうけがあるわけではないし、もともとNPOつまり非営利活動をやるところなのですし、営業活動などしなくてもすむように行政がしっかりバックアップして欲しいものだ。
 グチになってしまった!