大阪発達支援センターぽぽろブログ ぽぽろ番

ぽぽろはNPO大阪障害者センターの子育て・教育支援部門です。
大阪市鶴見区今津北にあります。

ヤンクラお料理教室

2009年05月08日 | ヤンボラ・ヤンクラ
 7日は第1木曜日でヤンクラの日。TさんとSさんがヤング担当のOさんによるお料理教室に取り組みました。といっても、Tさんはお母さんの帰りが遅いときは、おうちで晩ご飯を作っているからお手のものです。

 ゴーカートをする予定のボールプール用の材木の買出しを頼んだHさんが丁度、出来上がる頃にやってきて、ハイ・チーズ。

 この日が「代休」なのにやってくる私のために残しておいてくれた野菜炒めです。
 栄養が逃げないように容器に入れて電子レンジでチンしてホットプレートで蒸しただけです…。野菜だけでお腹いっぱいになりました。10種類の野菜が入っていました。私が当てれたのは7種類でした。

 今年は、一人でも「就労」につながったらいいですね。就労を支える土台には生活の力が求められます。いわゆる「家事労働」や金銭管理などの力は十分あると見込んでいますが、自分に対する自信、一歩前に出る勇気が欲しいところです。でも、だんだんたくましくなってきているTさんにアタックしてみよう…。

 Sさん手作りのわかめスープもありました。ぽぽろでは2回目ですがなかなかのものです。ドンドン挑戦しよう!

 ごちそうさまでした。

 ヤンボラ・ヤンクラ関係の皆さん。部外者を入れた仮称「ヤンプロ」(ヤングプロジェクトの略)は6月6日(土)午後3時からぽぽろで行います。
 青年期の教育・福祉実践や事業に興味・関心をお持ちの方は是非来てください!
 「あの日が出発やってんなぁ」と言える会議にできたらいいなって思っています。


学童あれこれ

2009年05月07日 | 児童デイサービス
 もうすぐバラの花も満開。ネコの額ほどの溝を使って、連れ合いが大事に育てています。ぽぽろの花壇もチューリップが終わり、次の花(名前が分からない)をBぽぽろ環境大臣が植え替えてくださいました。

 5日の学童。粘土遊びを楽しみました。
 スタッフのKさんを魅了したKちゃんの作品。
 プリンとソフトクリーム、ドーナツ、ペロペロキャンディー、チョコチッップクッキー、大福(あんこが見えるようにしてあります)です。ソフトクリームのニョロニョロは難しいのか私のところへ伸ばした粘土を持って来て自分で作った土台に載せろと言いました。外の最中の部分も水色の色紙とハサミを持って来て、指で線を引いてここから切れと指示してくれました。この頃はKちゃんの言うことがメチャ分かるようになりました。トーマスシリーズはチンプンカンプンですが…。 

Rちゃんも熱中しました。最後は色とりどりのクリーム(絵の具)をかけました。

いつもタンタンと「並行あそび」をするマッキー先生。学童保育には押し付けがましくないこのスタイルがいいんですよね。

 6日の学童。午後からは雨だというので、ソレー!とばかりに午前中に出かけました。いつもと違う計画に少し抵抗したのは小さいHくん。
 「せいの!」力持ち!頑張れ!Mくんの目当ては砂あそびの道具。砂場までバッグも気持ちも途切れないで運びました。「やったぁー」。(「 」は彼の最近の口ぐせ)

 大きいHくん。ペットボトルに水を入れてお花に水やりです。いつもは「非生産的・浪費的」に見える水遊びですが、さすが中学生!ご近所の手前、たまにはこのようなスバラシイ行いも見せないと…。

 Yくんはご近所の小さい子といつの間にやら遊んでいました。お兄ちゃんらしくふるまっていました。

 実はこの日、公園に行ってみるといつの間にやら水道の栓がしぼられていて、いっぱいに栓を開いてもチョロチョロとしか出ません。勢いよく出た頃が懐かしい…、楽しいということもあるけど、勢いを加減・調整する力をやがてはつけたいなぁと思ってはいたものの…、いやいやこれでよかったのだ。少しホッとしているところです。
 Rくんもこの日は着替えずにすみました。

 Kちゃんは追いかけっこを楽しみました。抱っこされているのはMちゃん。

 これは日向ぼっこをするおっさんのように見えますが、実は椅子の柱のところを這っている毛虫をずっと観察する小さいHくん。(小さいというのはもう一人のHくんに比べて年齢が低いだけです。)

 6歳までのブランコだというのに、懲りない面々。
 ついに降りることを覚えたRくん。足の親指が地面についたときは思わず拍手しましたが、そのまま見向きもしないで駆けて行きました。でも、彼はああ見えて、ちゃんと拍手を受け止めているんですよ。

 1ヶ月以上公園に行かなかったYくん。前回から行きだしました。何故か公園に行くといえばでっかい放出公園(何か気に入らないことがあったのか…)のことだと思い込んでいたようです。ジャングルジムに何度も挑戦していたようです。

 感動の一瞬。小さいHくんがブランコに乗っているMくんを押しています。大人との関係では「押して」と言うと、時々公園のブランコに乗っている私の背中を押してくれるときがあります。自分から友だちの背中を押したのはぽぽろでは初めてでした。何でもないように見えるこの人間を相手に「力を入れて押す」「力を抜いて引く」という動作は彼にとってはムツカシイことなんですよ。

 只の追いかけっこでは面白くないので、ゴムをはりめぐらしたり、囲いを作ったりして抵抗を入れました。Kちゃんは足元のゴムも見ていないようでいて、よく見て持ち上げてくくったり、30センチの高さの板を乗り越えたりしていました。


大ショック

2009年05月04日 | ノンジャンル
 島根から「ただいま」といきたかったのですが、「愛車」のZESTが往きの中国道・加西サービスエリア付近で故障してしまい、午前4時前にリタイア。そこからレッカー車で大阪の自宅付近の修理工場までUターンして、帰省は断念せざるを得なくなりました。大ショックでした。故障の原因は恥ずかしくて言えません。ターボチャージャーがダメになったといえば分かる方もいらっしゃると思います。自業自得です。

 デイサービスなんぞ死んでも行くものかという感じだった親父は喜んでいるかと思いきや、お袋さんと2人で見学に行き契約してきたようです。認知症のせいもあるのか、「ここは泊まる場所はないのか?」とまで聞いて案内させ、自分から「行きたい」と言ったとか…。ホントに大丈夫?まぁ、お袋さんのレスパイトも必要か。

 「小規模多機能型居宅介護事業所」(株式会社)というのだそうで、責任者からご丁寧にも我が家に「重要事項説明書」のFAXが送られてきました。介護保険と障害者自立支援法とではやっぱり制度が違うので勉強が必要です。
 とにかく「通い」「宿泊」「訪問」の3つのサービスの介護費用分「すべてを含んだ利用料金」=「1ヶ月ごとの包括費用(定額)」となっています。1ヶ月当たりの自己負担額(1割負担)は「要介護1」なので11,430円。契約内容は週3回の「通い」(デイサービス)だそうです。
 つまり、週3日の「通い」が結果的に1回になろうが、月の契約に「宿泊」や「通い」が加わろうが負担額は毎月同じ額ということになるようです。その他は自立支援法もそうですが、保険の給付対象外で食事や宿泊などにかかる負担が別にあります。

 当初は「週1回程度から練習したら?」などと言っていたんですが、自立支援法のように「日割り単価」ではないようで、利用料金は利用回数には関係なしだとか。事業者にとってはありがたい仕組みになっているようです。さて、どうなることやら…。とにかく、利用しつつ状況を見て本人と相談しながら考えることに。
 「一番近いあなたは、月に一度は帰りなさい!」と恐い叔母から言いつけられているので、今回は出しゃばっていいところを見せておこうと1年ぶりに意気込んで帰省したのに残念。
 
 ということでショックから立ち直ると、思わぬ休日にニンマリ。1日目は睡眠不足を取り返してから温水プールへ。今日は午前中は講演のレジュメづくり。急にリンゴとレーズン入りのカレーライスが食べたくなって、買い物に行って昼食にカレー作り。夕方にはブログでも紹介したこともある能勢町にあるカフェ「やまぼうし」へ連れだっておじゃましました。夜は久しぶりに伝統の阪神・巨人戦で阪神が快勝、気持ちよく寝るとするか。

 今日はまったくの私事の報告ですみません。
 連休でもないのに連休をとった気分でしたが、明日から学童保育が始まります。

 さて、明日は「子どもの日」です。
 ぽぽろで「子どもの日」を過ごす子どもたちに、この日にふさわしい「サービス」を…。明日も待ってるよー。


テレメンタリー

2009年05月03日 | ノンジャンル
 健太くんのドキュメンタリー番組を見ました。

 1時間くらいかと思っていましたが、30分ものでしたね。その中で(30分しかないのに)とてもよくコンパクトにまとめられていたと思います。

 「人なつこい」健太くんの姿と当事者の視点が重なって気持ちよく見ることができました。お母さんの歯切れの良いお話も分かりやすかったですね。
 何よりも、社会的な支援で解決が求められる問題という視点で、私たちの行動もおりまぜながら問題を提起していたのも良かったと思います。
 とりあえずの感想です。皆さんはいかがでしたか?

 更に言えば、もっともっと時間があれば支援を切実に求めている「困っている子」の視点で抱えている問題の深刻さ(かなり掘り下げてありました)と、昨日ブログにも書いた彼自身が「自己肯定感」を回復(形成)する過程や「本当の学力」とは何かということにも言及していただきたかった。そして、そのことが今の教育(公教育とは言いません)が本来の教育的機能を回復することにつながるヒントを提起することにもなったのではないでしょうか。

 私たちが訴えているのは建物、教育環境の問題だけではなく学力テストなどで子どもたちを競争に追い立て、排除する今の教育の内容・システムを変える必要性です。知事さんのインタビューもありましたが、ご自身が学力テストの点を上げるために自治体や学校ごとの「成績」を公表して、点数が低いところには予算を手控えるぞというような競争をあおる行政のやり方がいいのかどうか、そこのところも見直していただきたい。卒業までの12年間を特別教室もない、間仕切り教室など貧しい環境で我慢を強いられてきた子どもたちへの府政の対応を真剣になって改めていただくことを期待したいです。

 特集番組が企画されているそうですが、是非放映して欲しいし、引き続き積み重ねていって欲しいですね。そのためにも、テレビを見られた方は感想を番組当てに送りましょうね。
 頑張っていい番組を作っていただいた西村さん他に拍手!

 今から渋滞の合間をぬって高速を走ります。


土曜学童

2009年05月02日 | 児童デイサービス
 気持ちのいい朝ですね。いっせいに花が咲き乱れつつあります。
ぽぽろの玄関のこの花は葉っぱの下に隠れておりました。もともとこんな花?食べられるとか…。

 今日の学童はキャンセルが一人で15人。スタッフ6人とヤンボラ4人…。それでも終わるとフラフラ。見ると水筒が2本と砂でドロドロになったズボンが1着忘れられていました。ごめんなさい。

 まずは自由遊び。誰かが「ゴムとびしよう!」と呼びかけると、次々に飛び出し、新人のYくんも上手にジャンプして機嫌よくあそびました。
 5センチからはじめた例のMちゃんも今日は「もっとあげて」と自分から言っていたそうです。お父さんの子育て相談をさせていただいたスタッフもMちゃんの表情がうんと柔らかくなり、おだやかなやり取りができるようになったと喜んでいました。お父さんのお迎えにも当初はすねた感じでしたが、ホントにいい感じでしたね。お父さんもお迎えの表情がいいですねぇ、ボチボチいきましょうね。

 さて、スタートが出遅れましたが子どもたちに「何して遊ぶ?」と聞くと「ねずみばあさん」「遊園地」「すもう」「ゴムとび」…やった遊びばかり。来週は新しい遊びをやろうね。イオンのイエローレシートキャンペーンでいただいたお買い物券でバルーンがあれば買いたいな!浅いボールプール用の材木はコーナンかな?連休中に作りたいな。

 さて、これはいつもの「観覧車」です。新人のYくんが3回目くらいに勇気をふりしぼって一人で飛びました。
 人数の多さに圧唐ウれていたSくんも、遠慮がちに登ってきてジャンプ!お兄ちゃんたちはすごいよね。今度、お弁当持っておいで。

 横で見ていた子達も全員が飛びましたよ。ゆっくり組だから写っているんです。写っていない子は早すぎでシャッターを切っても追いつかない!
 これはTくん?でしょうか。ぼくは無理しません。飛ばないで橋を渡っていきました。(違ってました。高いところが大好きなKちゃんでした。彼はこのあとジャンプしました!そして、天井に手をつきたくてもっと高くしろと箱椅子を積み上げようとしましたが、さすがに止めました。)

 “石橋を叩いて渡る”Rくん。声がかかるのを待っていました。

 Hくんが渡っても大丈夫です。「ハイハイやりますよ。やればいいんでしょ。」て感じかな?

 お弁当。新人のYくんはお弁当が心配のようでしたが、ホラッ!ちゃんと一人で振りかけさえ入れておけば自分でおにぎりつまんで振りかけ付けて食べていましたよ。さすが学童保育だな!と思いました。「いつもは食べさせてもらわないと食べない」「手につくご飯がイヤ」なYくんだそうです。でも、いっぱい遊んで面白いところだと分かり、初めての場所と人やけど、周りの雰囲気や動きに合わせて(勢いで?)食べられてよかった=これも折り合いをつける力があるということではないでしょうか。
 このアトのRくんとの積み木・ブロック箱をめぐるバトルは見ごたえがありました。涙をいっぱいためて悔しかったよね。初日からいい経験をしたね。

 この小1と中1の二人はどういういきさつでご一緒に食べだしたか今ひとつ関係も分かりませんが、面白そうだったのでパチリ。GくんとKくんです。

 先だって、お父さんがちょっと元気がないんですわとおっしゃってましたので、はいパチリ、またパチリ。元気がかえってきたかな?このブランコは6歳までですが、みんな好きなんですわ。大きい子が次から次へと乗って!降りるときにお尻が出ない子もいるんですわ。Tちゃんは乗りたくて私の手を引いて行きました。「1、2、3と言ったら離すよ」と言うと「1、2、3」と言って何度もやり取りを楽しみました。

お腹の調子が今一だったらしいMくんも午後からは公園でよく遊びました。彼以外はみんな水遊びは卒業かい???
Kちゃんは水遊びを堪能したからか今はもっぱらサラサラ砂遊びです。

はい、久しぶりにHくん。水曜日に陶撃竄チておられる方がスタッフのSさんとボランティアで来所。いくつか粘土も持ってきていただきました。苦手意識の強いHくんですが、粘土や砂でイメージしたものを作るのは得意なようです。のびのびととりくみケーキ(左側)の出来上がり。今日は大事に持ち帰った粘土が固まり、持ってきてくれました。嬉しそうでした。今度は色をぬろうね。
右側はMちゃんが作ったホットドッグ。おいしそうでしょう!
苦手意識が先行してしまうお絵描きよりも粘土の方がこんなにのびのびと取り組めるということを初めて知りました。私は肢体不自由教育を長年やってきて、手足の障がいが比較的重い子どもたちが多かったので粘土遊びはあまりしてきませんでした。
こんなにのびのびと表現できるのであれば、「自己肯定感」の回復にもつながるあそびと素材になるのかもしれない…。
毎日でも粘土遊びをしたいよね。

 さて、いい時間です。帰ります。深夜1時~の6チャンネルを楽しみに。眠いなぁ…。帰省は大丈夫かなぁ。

<追伸>
 昨日の番組への感想(「拍手」というコーナーができましたよね)がある方から送られてきました。

「きょう 朝日放送テレビでみました。
卜部さんがマイクを握っているところも放映されていましたね. ちょっと疲れたよって感じでしたが。
あの解説は、要を得て簡潔でした。共感を呼ぶのではないでしょうか。
次の番組が期待できます。
あの西村美知子さんは以前 「おはようパーソナリティ道上洋三です」のディレクターをやってはりました.その後府警担当の放送記者として活躍されました。有能な方ですね.」
だって。よく知ってはるなぁ…。ひょっとしてこの「拍手」、ぽぽろの情報部だったりして…。
おっしゃるとおり疲れていましたなぁ。