おばあちゃんと一緒。

ポテトです。
朝早くにお母さんはお出かけしました。
一人でお留守番かなって思っていたら、お山のおばあちゃんが来てくれました。
お山のおじいちゃんとおばあちゃんは歯医者さんへ来たんだって。

でね、オレ一人だから、お母さんに頼まれて様子を見に来てくれたんです。
オレ、お山のおじいちゃんもおばあちゃんも大好きです。

でもね、お山のおばあちゃんはお母さんのお母さんだからとっても厳しいんだよ。
いつもニコニコしていて優しいんだけど、ダメなものは絶対ダメなんだ。
もちろんオヤツもお母さんが用意していったものしか貰えない。
お昼だってフードだけだよ。
抱っこって言えばすぐ抱っこしてくれたり、頭を撫でてくれたり、オレの要求は結構聞いてくれるんだけど、オヤツだけはダメなんだ。

お山のおじいちゃんはね、おばあちゃんに内緒でオヤツをくれたりするんだ。
でも、おばあちゃんに見つかると「ダメだって言ってるでしょ！お腹こわす元だわ」って、おじいちゃんを叱るんだよ。
おじいちゃん、そんな風におばあちゃんに言われても全然めげてないよ。
小さい声で「食いたいときに食っちゃえ！」って・・・。
そうだ、そうだ、おじいちゃんも一緒に食べようってオレ誘ったんだけど、おばあちゃんに見つかってオヤツの袋を隠されちゃった。
残念・・・・。

午後、お母さんが帰って来たら、おばあちゃん、早速おじいちゃんの事を報告です。
おじいちゃん、お母さんには弱いんだ。
おじいちゃん、お母さんの言う事なら聞くんだよ、おかしいでしょ。

そんな時オレは・・・・。
ひたすら黙ってます。
火の粉が飛んでくると大変だからね。

ようやくお母さんのお小言が終わった頃に、尻尾を振って出て行くんだよ。
すると、お母さんはお留守番のご褒美にオヤツをくれるんだ。

へへへ、おじいちゃんは色々お母さんに言われてかわいそうだったけど、オレの責任じゃないからね。
オレはお母さんの言う事をちゃんと　聞・い・て・ま・し・た。