『Bandol et Ile de Bendor バンドールの町 と バンドール島』 photo by ⒸTourismBandol
「カシス」から東へ20km強
カシスと同じ様にワインで名高い港町
『Bandol バンドール』
ワインは
「白」「ロゼ」「赤」全て作られていて
非常に質の高いものもある
港も町も
カシスより大きく賑やか
『Eglise Saint-François de Sale 聖スランシスコ・サレジオ教会』
港から見ると
小型ヨットの数も半端ない
港のすぐ沖合に小さな島がある
『Ile de Bendor バンドール島』
町の名前と島の名前とは2字違いで
カタカナだと
表音表記はどちらも「バンドール」となる
もちろん原音は違います
島まで連絡船がある
夏季は30分おき
冬は
朝2本
お昼1本
夕方2本
photo from ⒸGoogleMap
最短距離だと手が届きそうな距離だが
港を出て右に直角に曲がるのでそこそこの距離となって
所要時間は10分
港の出口に向かう
町の中心を外れると新興住宅が並び
眺望と陽当たりを生かして
背後の斜面にはコンドミニアムが多数建てられている
ちなみに
島内はガソリン車は禁止
従って連絡船はフェリーではない
島内には
役場の車と郵便局の車と清掃車など数台の電気自動車があるだけ
島に近づくと
最先端の建物が見えてくる
これ
ホテルなんです
一押しの
後でご紹介しましょう
島の港に到着
『Port Paul Ricard de bendol バンドール島のポール・リカール港』
30人も乗れない小さな連絡船
別の角度からの港
実は終戦直後まで単なる幾つかの岩礁の集合体だったのを
50年代に
画家で彫刻家で
『パスティス』という食前酒メーカー『リカール』の創設者
『ポール・リカール』が買い取り
大岩を砕き繋ぎ直し組み立て直して
現在の島にしたのだそうです
鐘楼
彼の別荘と招待客のコッテージが散在する隠棲所のような場所で
サルバドール・ダリ
俳優のフェルナンデル
ジョセフィン・ベーカー
ジャン=ポール・ベルモンド
ユーリ・ガガーリン
などの友人たちを招いて休暇を過ごしていたそうです
ジャズ・クラブで毎晩セッションが行われ
劇場ではお芝居が上演され
招かれた芸術家たちは自由に制作して
彫刻作品で島を飾った
70年代に入って
プライヴェートな施設は次々と閉ざされ
のちに
一般に島を解放した
今は若手のクリエーターの住居兼店舗
になっているかつてのコテージが7軒ほど並びその前が「駐舟場」
今は島内の中央広場みたいになったところに
若手のアーティストのクラフトが売られるお店が並ぶ
別荘と思しき瀟酒な建物が数軒あって
小高い上に豪壮な屋敷がある
それに
未だに劇場は健在
『Théàtre Vincent Scotto ヴァンサン・スコット劇場』
アート・ギャラリーもある
『Galerie d'Arts アート・ギャラリー』
ワインとアルコール飲料博物館も
『Musée du Vin et de l'Alcool ワインとスピリッツ博物館』
商売の繋がりで集めた
世界中の
膨大な量のありとあらゆるワインとアルコール飲料
及びガラスやクリスタルの酒器の
コレクションを有する
周囲わずか1,5kmほどしかない島の周りは
安全に歩ける遊歩道が作られている
歩くと
角度が変わるごとに
海の表情が様々に変わることを発見できる楽しみがある
島の西端は広めの公園
『Jardin du Neptune ネプチューンの庭園』
と名付けられている
海神ネプチューン
そして
あのホテルです
※ ※
『Hôtel Le Délos オテル・ル・デロス』
何が良いかって
これです
まるで
海上に浮かんでいるような存在感
足元は
『海』
港に到着し
下船してなだらかなスロープを登るとこうなる
この右の階段は登る必要はない
このまま左に進めが玄関に至る
レセプションは
この写真で感じるほど広くはない
吹き抜けになっていて
余計な装飾品が何ので
中二階から見下ろすと広くはないががらんとして見える
その名の通り
ギリシアの島のホテルみたいな感覚に襲われる
バーはこんな感じで
赤い絵付けタイルが
逆に賑やか
カウンターの前の席より
奥のサロンの方が落ち着ける
レストランはここ
しかし
夏の間はほぼ使われず
みんな外に出てしまう
こんな風に
テラスの席は何箇所もある
もう一度
客室を振り返ってみよう
Junior Suite
Executive Room
Superior Room
この
「足の下は海」
の自分の部屋のテラスで朝食なんて考えただけで夢みたいでしょ
当然地上階の部屋もある
その代わり
「プライヴェート・サンデッキ」
が付いてたりします
そして
3階の部屋の窓からは
プールが見えるんです
島の東端が
ホテルの敷地の東端で
このプール
プールの側からホテルを見てみる
ホテルのすぐ近くにはビーチもありますよ
いかがでしょうか
このホテル
島を離れる時は
こんな風に
ホテルがずっといつまでも見送ってくれます
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