MONSANTO モンサント村
南北に細長いポルトガルの中程やや南より
東西の東のはずれ
スペイン国境にあと一歩という山国に
世にも奇妙な村がある
その名も『モンサント』
カバーの写真にある通り
大岩に押しつぶされたように見える
奇妙奇天烈な景観を持つ村
村は斜面にへばりつくように始まる
村の入り口からすぐ上り坂で
途中から振り返ると
こんな感じ
通りの先を見ると
こうなり
やがて両側が
素朴な石積みの小さな家に変わってゆく
その後
まともな通りはなくなり不規則な小道に分かれてゆく
そして徐々に
あたりは岩がゴロゴロと姿をむき出しに
ななな 何事!?
決して
山崩れの後ではありません
数万年の侵食作用の結果残った岩盤の硬い部分だけがむき出しになった
その部分を
壁に利用したり屋根にしたり
そこを基礎に上に家を建てたり
ついには
大岩の間の狭間を玄関口に
その奥の岩のない空間部分が家になっている
と思われるものまで
な な な
何かが 正面に隠れてる
ちゃんと電気も来てるし
そして
だんだん登って行けば行くほど
視界が広がり始め
丘の頂上には城跡
下の集落も見晴らせる
赤い素焼きの瓦屋根が美しい
足元を見下ろすと
岩 また 岩
人と比べたら
その巨大さが分かると言うもの
また
下って行こう
右の家も潰れることはない
岩が家の上に乗っているわけではなく
岩の隙間の空間に
家をはめ込んで建てているわけだから
今にも転がり落ちていきそうな
そんな心配はご無用
岩自体は数万年
家も数百年
このまま動いていなのだ
そして
この家が
現地のポスターやガイドブックを飾る
代表的な『モンサント村』の一押しの光景であります
世にも奇妙な村『モンサント』こにあり!
この集落の
岩の迷路のような小道の片隅に
大岩と大岩とで複雑に支えあって作られてる
岩の洞窟の様なレストランもありました
ちゃんと窓もあって下界も見下ろせる
素朴な「天国のお食事処」でした
普通の家並みの場所まで降りてきて
見上げてみると
村の上部は岩だらけ.....
さてさて
※ ※ ※
モンサントからそれほど遠くない
CRATO(クラート)という小さな集落に
素敵なホテルがあります
『マルタ島騎士団長』を務めた
地元の修道院長の居城が
そっくりそのままホテルになっているのです
『フロール・ダ・ローザ』
正面全景を斜めから
当然敷地全体が城壁で囲まれている
村自体には何もない
100人も住んでるかどうか
クラート村は殆どの家が平屋
城門を入ると前庭
その奥に
お城自体が立っている
中に入ると
修道院長(聖職貴族)の城だけあって
回廊があった
回廊内庭は
『マルタ島騎士団』の旗じるしの
先端が切り込まれた『マルタ騎士団十字架』の文様の刈り込み
ロビーの一隅
バー
左奥がカウンター
広さから言って
かつての聖堂だった場所か
そしてレストラン
お部屋の写真が見つからない。。スミマセン
最後は夜景で締めましょう
ポルトガルのご案内はもうすこし続きます
次回をお楽しみに
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