巻頭写真 : ポルティッシオのホテル「ル・マキ」
地中海からいきなりそびえ立つ高山「コルシカ島」は
海の国で山の国
地球創生期以来の野生の自然が多く残るゆえに「美の島」と呼ばれてきた
アジャクシゥからほんの少し車で15分ほど南に走って
アジャクシオ湾の南岸に「ポルティッシオ」という町があって
そこにあるホテル「ル・マキ」をご紹介しよう
私が最初にコルシカに行き始めた頃
ホテルなどのインフラ整備が全く行き届いておらず
本当に質の高いホテルは全島で3軒しか無かった
すでにご紹介したポルト・ヴェッキオの「カラ・ロッサ」と
今後ご紹介するであろうカルヴィの「ラ・ヴィラ」と
今からご紹介する
『ル・マキ』
その後時と共に
特にEUになって顧客の範囲が広がって以降
急速に質の高いホテルが続々とできていったのです
コルシカの島の斜面全体を覆う潅木の茂み「マキ」という名前の通り
海沿いの小さな一軒の現地風の屋敷から始まって
ロビーには昔の銃が壁にかかっていたりする
海岸の斜面の茂みにひっそり佇む屋敷の玄関は
通りすがりには見つからない
この入り口を入って左にこんな部屋があり
レセプションカウンターなどというものはなく
適当に好きな椅子にかけて手続きをする
最初の部屋と壁を隔ててこんな部屋もあり
三つほど繋がった部屋が共用空間になっている
最初は一番背の高い建物のさらに向こうの赤い屋根の家から始まって
今や
何限もの建物をてたましたり繋いだりして規模が大きくなった
Photo by Ⓒlemaquis.com
赤い屋根の最初の建物には
先ほどの共用空間の部屋とレストランがあり
そこを出た海に面して食事を外で取るデッキテラスになっていて
そのままプールにつながる
右下の白い部分はレストランの外の壁際の席のための日避けテント
さらには今では写真に見える建物群全体の一番右端に
屋内プールを有する屋根がガラスの建物までできているらしい
四枚上の写真の白い日よけテントの下の内側がレストラン
この写真の左の外がデッキ・テラスの席
前方の外はプールサイド
テラス席
プール・サイドでも食事ができる
デッキの上はレストランのテラス席とプールになっていて
その下に少し張り出した部分もテラスに使えるようにしてある
お料理の一例をご紹介
まずは前菜から
タコのサラダ
根菜とコルシカの羊のチーズのサラダ
あかざエビ
あかざエビとトロピカルフルーツのセルクル寄せ
次に主菜の例を
仔鴨のロースト
仔牛のブレゼ
ラングスト(伊勢海老)の鬼殻焼き
ヒラメ
鯖
鰯
磯の白身魚
同ブイヤベース仕立て
ではデザートも
チョコレートの円筒の中にシャーベットとカット・フルーツ
コアントロー(乾燥オレンジ皮と薬草のリキュール)のスフレ
チョコレート・ケーキとチョコレート・アイスクリームとサブレ
パイナップルのグリルにパンケーキとパッションフルーツのシャーベット
メニュー・ブック
この手のシッカリしたホテルは
レストランにはレストランの名前があります
この「オテル・ル・マキ」のレストランは「ラルブジィエ」
「l'arbouse」は「西洋ヤマモモ」
そして「l'arbousier」は「西洋ヤマモモの木」
メニュー・ブックの表紙に描いてありますがコルシカ島全体を覆う「マキ(潅木の茂み)」
に多く見られる自生している果実の木なのです
それでは客室に目を向けよう
まず古い方の建物のスイート
リヴィング
ベッド・ルーム
浴室
もっと新しい建物の方のスイート
リヴィング
このリヴィングの奥がベッドルーム
上のスイートのベッドルーム
浴室
ジュニア・スイート
ジュニア・スイート 1
ジュニア・スイート 2
バルコニー
ちょっと広めのデラックス・ルーム
そしてほとんどの部屋には海側にバルコニーがある
位置関係によっては
このようなプライヴェート・テラスがついた客室もある
以前はそれほど広くなかった敷地も広がり
くつろげるグリーンゾーンが沢山ある
そして当然プライヴェートビーチ
浜辺は徒歩1分
綺麗な海水がすぐそこにある喜びに浸れます
ホテルの真正面は砂浜ですが
ほんの少し先には磯もある
頼めばホテルのボートで湾内クルーズもできる
「アジャクシゥ」周辺のホテルの項はもう一回だけ続きます
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