1回のオーディションには100名から多い場合には800名も集まった時期もある。しかし、その選ばれる競争率は何百分の一である。こまめにオーディション会場を巡る芸能人もいて、1日に3箇所掛け持ちする芸能人もいた。当然、招聘者も同様掛け持ちで会場巡りする者いた。同じ応募者をその回数だけ見ることもしばしば。オーデションで最も噴出すことは、この民族の特徴が良く出ていることである。オーディション会場への入室時はそれはすばらしい笑顔である。「サンキュー」の一言でガラッと様相が変わる。まったく関係ないような顔で退室する者、タガログ語でなにやらブツブツ小言を言いながら退出する者、丁寧に最敬礼退出するもの等千差万別である。ただし、中には、代理店が最も嫌う実際のショーを要求する招聘者もいた。ショーを実際に公演、オーディションを行う代理店も会ったが、殆どは専ら接待行為要員オーディションのように見受けられる内容である。招聘者の中には、応募し選抜した女性の胸を触る者、契約をネタに誘う者、逆に体を張ってまで契約を求めてくる芸能人等様々な様相である。
選抜された芸能人は、代理店やプロモーションの指示を受け一旦帰宅する頃、太陽は沈み始め首都圏マニラの上空は真っ赤な夕焼けに覆われていた。
選抜された芸能人は、代理店やプロモーションの指示を受け一旦帰宅する頃、太陽は沈み始め首都圏マニラの上空は真っ赤な夕焼けに覆われていた。
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