手乗り猫はじめました

手のひらサイズのリアルな猫人形製作記
猫人形工房Progress Unlimitedのブログ

子猫1号(失敗作)

2013年04月02日 22時25分54秒 | 羊毛フェルト 子猫

2体目のシロの人形が完成し、その出来にも満足していたので、次はシロ以外の猫を作る事にしました。

題材は架空の子猫で、植毛を施す事にしました。

元々、なぜ猫人形製作の手法に羊毛フェルトを選んだかというと、植毛で本物の猫のような毛並みを再現できるからです。

粘土や樹脂ではこのフワフワの毛並みを再現するのは難しいと思います。

植毛が出来るようになれば、今後の作品もグレードアップさせることができます。

 

僕の一番好きな茶トラ白を作る事にしたのですが、必要な毛の色を市販されている羊毛をブレンドして作るところから始めなければいけませんでした。

シロの人形の時はたまたま市販品で合う色があったのですが、今回はちょうど良いものが無く、ハンドカーダーなんて上等な物は持っていませんので、ペット用のスリッカーブラシで代用して混ぜてみました。

混ぜ終わった状態と実際に植毛した状態で少し色の感じが変わるので、色を合わせる事自体が難しい上に、混ぜる事も難しくてすぐにダマが出来てしまいます。

諸先輩方のHPやブログを参考にさせて頂きながら、ブレンドした毛をチクチク刺していきます。

慣れていない所為もあると思いますが、かなり時間がかかります。

植毛が終わってからも大変です。

実際よりもかなり長めに植毛するので、植毛直後は毛玉のようにボサボサです。

それをハサミでトリミングしていかなければなりません。

これがまた難しくて、きれいに毛の長さが揃わなくて虎刈りになってしまうのです。

それを修正しようとどんどんハサミをいれていくと、ついには植毛してあるのか、してないのかわからないくらいの短さになってしまいました。

坊主頭のように毛がツンツンしています。

 

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地面から耳の先までの高さは76mm

今回は軸にテクノロートを使用しました。

金属線よりもニードルの先が当たった時のガチガチ感がマシかと思って使ってみたのですが、1.4mmでも大して保持力は強くないので、後からポーズを付ける目的で使用するなら金属線の方が良さそうです。

架空の子猫ですが、僕が最もかわいいと思う生後2ヶ月頃の姿を作ろうと思ったのですが、

身体がやや大きすぎて、生後3ヶ月もしくはそれ以上の姿になってしまいました。

毛の色も黄色っぽすぎましたし、トリミングも失敗、ベースの造形も失敗で完全に製作意欲を喪失してしまい、ヒゲを植える事もせずしばらく放置することになりました。



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