2014年5月2日金曜日 快晴。
大型連休前半は雨模様も多く残念な思いをした方もおられるだろうが、昨日辺りから快晴で日中は汗ばむほどだ。私は2日と5日しか休みが無く、しかも5日は家族と出かける約束をしているので今日しか自由に動ける日はない。とは言え、朝は雑事で潰れ、KLEに跨ったのは9時を大分過ぎた頃であった。
特に目的地がないので、道の駅スタンプラリーの続きをすることにした。今回は半日コースで5駅ほどを目標にした。先ずは国道201号烏尾トンネル田川側にある道の駅「いとだ」へ10時30分頃到着。
◆道の駅「いとだ」
◆大きく勇壮な山笠が展示されている。
駐車場に入ると目を引くのが正面に展示された大きく勇壮な山笠だ。ポスターには糸田祗園山笠5月10日とかなんとか書かれている。田川でのお祭りで5月といえば伊田の川渡り神幸祭が有名だが、各地でこのような大きな曳山で練り歩くお祭りも多く行われているようだ。一枚パチリとやって南下する。山田を抜け碓井に入ったのは11時30分前だった。
◆道の駅「うすい」。販売所は多くのお客さんで賑わっていた。
地元のお客さんが多いようで、販売所内は活気があった。パン屋さんの焼きたてのパンの匂いに食欲を喚起されるが、グッと堪えて先を急ぐ。国道322号を南下、八丁峠を越える。薄暗くヒンヤリした空気で満たされた峠道で人気もない。大型連休中で平日とはいえ、擦れ違ったのは自動車1台とオートバイ1台のみであった。峠を越えると秋月、そして甘木へと至る。そのまま南下し道の駅「くるめ」を目指した。筑後平野の田園風景を眺めながら南進し、筑後川を渡ったところで河川敷に沿う道を走ってから国道210号へ出て道の駅「くるめ」に辿り着いたのは12時40分頃である。
◆特に印象に残らなかった道の駅「くるめ」
久留米といえばラーメンと焼き鳥と思うのだが、この道の駅が久留米都心部から離れているのか、それともたまたまなのか、どちらのキーワードも引っかからない道の駅である。ベタであっても地元名物を売りにしない心意気も良いのかもしれない。おいしそうなレストランはあるのだけれど、貧乏タレの私には敷居が高すぎてダメだ。ワンコイン以下の久留米ラーメンを食べさせてこそ真の久留米ラーメンである。昨今はもう無理なんだろうけどなぁ。
ツーリングマップルでみると、オススメルートらしき耳納スカイラインを走るため道の駅「くるめ」を後にして山手に進路を取った。耳納スカイラインを久留米側から走り、浮羽まで抜けて道の駅「うきは」を目指す。バイクで走ると何のことは無い良くある舗装林道であり、走りやすさは寧ろ良好の部類に入る。快晴で気持ち良く稜線に沿って林道を走る。途中、展望駐車場と他の林道と交差する場所へ出る。
◆「耳納幹線林道」と記され、工事には自衛隊の名が。
記念碑のプレートには自衛隊の名が刻まれていた。所謂「自衛隊道路」が、この林道の発祥であるようだ。どうりで人気のない山奥にしては良く整備された舗装林道である。この地点から暫く走ると夏目漱石の句碑なるものがあるのを見つけた。
◆夏目漱石句碑。
「濃かに 弥生の雲の 流れけり」と石碑には刻まれている。久留米に漱石が来たことがあったらしいが、こんな険しい山奥まで登って来て、こんな俳句を読んだとは到底思えない。だって、明治にこの自衛隊道路はなかったんだから。まぁどうせ大人の事情で設置されたのだろが、ここからは筑後川一体の田園風景が見下ろせ気分が良い。追い越した自動車1台、擦れ違った自動車1台とオートバイ1台と自転車1台という閑散とした林道を下ると道の駅「うきは」までそれほどの距離は無かった。
◆道の駅「うきは」
道の駅の奥にはウッドデッキがあり筑後川の田園風景が見渡せる。地元の保育園児達が作ったという鯉幟が青空で泳いでいた。時間は既に14時を過ぎていたがようやく昼食とする。
今日は息子の遠足だったので、ついでに私の分まで作ってくれた。その弁当をありがたく戴く。ラーメンはいつもの様に持参してきているが、今回は出番なしだった。空腹を満たし、道の駅「原鶴」へ到着したのは15時を過ぎていた。
◆道の駅「原鶴」にて。
ここへは2004年度版道の駅スタンプラリーで立ち寄った切りだったので、実に10年振りに来たことになる。2004年度版スタンプブックのスタンプも有効なのだろうが、今回は一からやり直しと決めている。こうして、昔訪れた道の駅に来ることになるのだろう。特に感慨はないが、流れた時の速さと、その間の出来事を思うと苦笑いするしかない。そういえば、我がKLEも、今年中三になった娘と同じ位の付き合いか。あと何年共に旅ができるのだろう。随分と沢山走ったが、どうもまだ走り足りないと思いつつ帰路に着いた。
・本日巡った道の駅数5駅 九州マスターまで残り97駅
・本日の走行距離 179.5km
・本日の旅費 1,320円
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