路上の上。

愛車KLE400との旅路をメインに、日々雑多な出来事の独り言。

2014年度版九州・沖縄道の駅スタンプラリーの旅18 大隅北部・宮崎南部の道の駅巡りキャンツー3日目。

2014-12-03 21:11:45 | 道の駅スタンプラリーの旅

2014年11月22日土曜日 晴れ。

 深夜、テントを叩く雨の音で目が覚める。
午前1時を過ぎていただろうか。
フライシートの裏は雨水が染み出て、ポツリポツリと水滴がインナーに降っている。
床の四隅はじんわりと湿っているが浸水までには至っていない。
タオルでフライシート裏側を拭いてみるが、直ぐに染み出て水滴ができ、程よい大きさになると降ってきた。
それをヘッドライトで照らしながら暫く観察していると再び睡魔に襲われ眠りに付く。

 午前4時過ぎ再び目が覚めると雨は止んでいたが、松の木を濡らす雨雫がポツリポツリとテントを叩いている。
寝袋の中で丸くなりながらラジオ深夜便で自らの意思で抗がん剤治療を止め今死と向き合っているという住職さんの半生を聞きながらジッと目を閉じる。
5時台になってようやく天気予報があり、今日は穏やかに晴れるようで気温も日中は20℃超えるとのこと。
もうじき12月になろうかというのにさすが南国である。

 午前6時を大分過ぎた頃から、ようやく空は白み始め撤収作業に取りかかる。

◆早朝の雨で湿った松林。ちょっと不気味。
撤収作業を進めながら、本当なら昨夜の晩御飯にするつもりで購入したちゃんこ鍋とうどんの玉を朝食に。

◆半額でゲットしたちゃんこ鍋とうどんであったか朝食。
 これ、実に美味しかったのですが、この写真を娘に見せると「不味そう」との一言。
これだから女子供は困るのだ。
雨でぐっしょりのテントが乾くのを待つ暇などないので、濡れたままグルグル巻きに。
砂地なので覚悟はしていたが、濡れたままのテントに砂が沢山付いて最悪である。
しかも、松林のキャンプ場の宿命である松脂までフライシートに付着している始末。
帰宅したら後片付けが大変だと思いながらパッキングを済ませて出発した。

 清々しく晴れている青空とは違って、路面は昨夜の雨で濡れて乾く気配が無かった。
国道220号を東に進むが、朝日が眩しく、路面は濡れて朝日を反射し走り難い状況が続く。
串間を抜け、国道448号を都井岬に向けて走る。
県道36号との分岐に来るが、先に急ぐ気持ちの方が勝って20数年前に訪れたことのある都井岬はパスした。
そのまま国道448号を北上する。

◆日向灘を一望。絶景が続く日南フェニックスロード。
青い海と青い空を堪能しつつシーサイドロードを北に向け走る。
程なくして道の駅「なんごう」へ到着。

◆道の駅「なんごう」。

◆ここも昨夜から朝方に掛けて雨が降ったとのことでベンチまで濡れて乾いていなかった。
折角なので一押のマンゴーソフトを戴くことに。
道の駅スタンプブックの割引を使うと50円引きだが、JAF会員割引は100円引きと更にお徳だ。
少し欲張ってマンゴーバニラミックス300円をJAF会員割引で200円にてGETした。

◆マンゴーバニラミックス通常300円をJAF会員割引を使い200円にてGET!
疲れた体に効くとても優しい甘さだが、マンゴーとバニラどちらも楽しもうと欲張ったのが間違いだった。
味が混ざって本来の美味しさを堪能できない。
ここは素直にマンゴー一本で行くことをオススメする。

 再び国道448号を日南市に向け北上する。
日南市内に入ると、国道222号を西に。
思わず速度のでる飫肥街道を往くと程なく道の駅「酒谷」へ。



◆道の駅「酒谷」にて。
 静かな山間部の道の駅だったが、けっこうお客さんは多かった。
来た道を戻り、飫肥城下を抜け県道434号経由で国道220号日南フェニックスロードへ復帰する。
これぞ宮崎!と言って間違いなしのシーサイドロードは交通量も少なく、青い海と青い空を満喫しながら気持ちよく走れた。
まだまだぁと思っていると道の駅「フェニックス」へ。



◆道の駅「フェニックス」。
 時刻は12時になろうかとしていた。
走行中は感じなかったが、KLEから下りて歩くと汗ばむ程の暖かさである。
また、降り注ぐ日差しが気持ち良過ぎる。
お客さんも非常に多く、海岸側の展望所では常に写真撮影の人々で賑わっている。
私も混じってパチリとさせていただいた。



◆これぞ宮崎!という風景に心が洗われる。
 しかし、フェニックスってなんだとうと思っているとこれのことだった。

◆「フェニックス」のプレート。

◆このヤシの木が「フェニックス」と呼ばれるものだった。
 宮崎市では、高く伸びたヤシの木の維持管理費が嵩んで大変だというニュースを以前読んだことがある。
しかし、これがないと宮崎!って感じもしないのでやれる範囲で維持して欲しいものです。

 さて、この道の駅のスタンプを回収したところで、九州本土内の鹿児島県・宮崎県道の駅は制覇した。
残すところは、福岡・長崎・佐賀で6駅である。

 道の駅「フェニックス」を後にして、宮崎市内を北上する。
市内の国道10号線は、嫌と言うほど混むので一ッ葉有料道路を使うと少しは回避できるのだが、
その少しならば下道でも良いじゃんとなるのが貧乏性というものだ。
ただ、やっぱり一本道の混雑した幹線道路は忍耐が必要で、軽・二輪通行料150円なら使っても良いような気もしないでもない(どっちだ!)。
結局は下道で宮崎市街地を抜けきるまでに一時間ほど掛かり、午後1時を過ぎる。
もう、ただ帰るだけ状態になっているので、何か宮崎と言えばというものでも食べて帰ろうかという気分になっていた。
そうなればチキン南蛮定食でもと思うのだが、ここから延岡まではまだ遠く、ランチタイムには到着できない。
九州沖縄マップル2014のページ50の1-C付近にボリューム満点チキン南蛮との文字を見つける。
ルートを大きく外れることもなく、比較的早く到達できそうなので行って見ることにした。

◆おおさかや前にて。
到着したのは宮崎なのに「おおさかや」という屋号のお店だった。
外見は田舎によくある昭和っぽい喫茶レストランである。
駐車場には3台車が停まっており、店内に入ると中年夫婦(カップル)1組と女性二人組みだけだった。
土曜日の午後1時30分過ぎであるので、まぁお客も少ない頃なのだろう。
年配の女性がメニューを持ってきてオーダーと取る。
お目当てのチキン南蛮定食だが、大中小とサイズが選べるのだが、メニューの写真から、どれもお得感が得られず1000円と切りの良い価格の中サイズのチキン南蛮定食を頼んでしまった。
暫し待ってチキン南蛮定食中が登場!

◆チキン南蛮定食中1000円也。
・・・・・。
マップルではボリューム満点とあるが、やはり中サイズを頼んでは本来の味やボリュームを堪能できないようだ。
1000円も出して提供されたのは衣ばかりで甘いタレが掛かっただけの鶏天って感じ。
とにかく、お肉より衣の方が圧倒的に多いのだ。
実際に使用されている鶏肉の量からこの価格の定食はとても考えられないくらい高い。
はぁ、マップルオススメのお店に名店無し。
いや、ボリューム満点っていうサインを読み間違えて中サイズを頼んでしまった私がまだまだ修行が足りないだけだろう。
こうして、また搾取されて財布が軽くなったが、空腹だけは満たされた。
腹が満たされるのならば何でも良い!というならいつものようにカップヌードルが1番であるのにね。

 昼食を終え、再び国道10号線へ復帰し北上する。
延岡から国道326号を経て竹田、黒川、小国、日田とひた走った。
自宅に辿り着いたのは午後7時30分過ぎで、どういう訳か娘が夕食を作って待っていた。
最近習ったというサーモンとホワイトクリームのパスタという、なんだか温い食物だったが、
ここ数日以内で1番美味い食物でだったのは言うまでもない。

・今回巡った道の駅数13駅 九州マスターまで残り6駅(平成26年度九州道の駅賞対象駅数113駅中107駅制覇)
・今回の走行距離 965.5km
・今回の旅費    8,528円

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