miniDVをDVDに。

2019年5月25日土曜日　快晴。

　妻が断捨離に励んではまた放置の負のスパイラルに陥ってしばらくになる。

断捨離のターゲットになるのは決まって私の持ち物だ。

大事なものは段ボールに詰めてマジックで大きく捨てないで！と書いておくのがせめてもの抵抗である。

自分の着なくなった衣装から捨てればいいのにね。

あれだけあっても、着ていく服がないというのだから女性は大変である。

 

　そんな折、妻がお片付けの途中で見つけて持ってきたものがこれだった。

 

◆miniDVです。

　20年以上前に購入したソニーのハンディーカムがこのminiDVを使用するものだった。

カメラ本体はとっくの昔に壊れ廃棄し、結構な本数のテープだけが残されていた。

再生機器もないので記録された映像を見ることすらできないが、そもそもこんなのがあることすら忘れていた。

結婚前、結婚直後、妻の初産の時、子供がまだ小さい頃は熱心にカメラを回したものだった。

いつしかカメラ本体が壊れ、日常の喧騒の中ですっかり忘却されて久しい家族の記憶が残されている筈のモノ。

 

　妻が「これ観れないの？」と聞くが、

「再生機器がないし、再生できても今のテレビで観たら画質低くて観れたもんじゃないかもよ。」と私。

しかし、古い記録メディアをDVDにする商売があることを知っていた妻が試しに何本かDVDにしてもらおうと言い出した。

で、結局最寄りのカメラのなんとかに持って行ってDVD二枚分注文することになった。

DVD二本でminiDV三本分くらい入り、一枚2,000円強のお値段がしたが仕方あるまい。

後日出来上がったDVDには、若くてまだ可愛らしい妻と娘が映っていて感無量である。