さて、ここでショッキングなお知らせがある。
フリーサイトの利用料がなんと2倍に値上がりしていた。
予約を入れる際、高千穂町観光協会のHPにて料金と電話番号を見ながら電話予約をしたのだが、平成25年8月2日の段階では確かにフリーテント1000円(テント持込の場合)と記載されている。同HPに貼られているパンフレットPDFもそうなっていた。
現場に着いて25年度から値上がりしたと聞き、もうテンションは思いっきり下げてしまった。
「区画が広くなったので」とのことらしいが、区画が2倍にでも拡張したのだろうか?
恐らくそうではないのだろうが、私の一瞬放ったと思われるガッカリオーラを察して、値上げ理由を何か言わなくてはって所で口にしたのがこれだったのだろう。
ホームページではキャンプ場開村日など平成25年のものに更新されていたので最新のものだと思いんでしまっていた。というか、そう思うのは自然であろう。電話予約の際に料金の確認をすれば良かったが、それをしなかった私が馬鹿ということである。
現場に着て、もういろいろ言いたくなかったので素直に清算した。
サイト利用料2000円に大人1名200円、合計2200円也。
もう、がっくりである。
ファミリーで利用するならまだリーズナブルな方だが、キャンプツーリングのソロキャンパーにとっては安くはない。
それこそ、前回紹介した井無田高原キャンプ場は標高は半分だが、料金はざっくり1/3である。しかも、ここから1時間ちょっとくらいの距離ではなかろうか。
更に、予想していた料金ではなかったので所持金が怪しくなってきた。
ガソリン代も含めてギリギリしか持ってきていなかったからだ。
財布の中からはお札が消え、100円玉がチャリチャリの状態である。
食糧と酒は十分に持参、ガソリンも寄り道しなければなんとか持ちそうなくらいの残量はあるのが救いだ。
気を取り直してテント設営に。
フリーテントサイトと言っても番号を振って区画整備されており、山手の勾配地を棚田の様に段々と削って均した芝生の綺麗なサイトである。フリーなのは早い者勝ちという事で、空いている区画の好きな所へどうぞという事らしい。各区画の広さは均一ではなく、広い狭いがあるので良い場所は早いもの勝ちのようだ。
◆フリーテントサイト全景
◆フリーテントサイトの上にはローラー滑り台などの遊具も。
勾配がきつく、遊んでいる子供達も長くは持たない感じだった。
サイトへの車の乗り入れは出来ず、勾配のきつい舗装路がサイト横まで伸びているので横付けして荷下ろしし駐車場へ車は移動させる。
◆駐車場の上と下にテントサイトがあり、この広場に炊事棟2棟、トイレ棟、展望台がある。
◆トイレ棟 良く清掃されていて綺麗である。トイレットペーパーもちゃんとあった。和式である。
◆炊事棟 清掃が行き届いた炉と流し。水道水はヒンヤリ冷たかった。
見晴らしの良い上の方の広いサイトには既に無人のテントとタープがあり、小さな子供達の可愛いTシャツが洗って何枚も干してある。良いサインだ。この近くはパス。次に、後続の若いカップルが手馴れた感じで設営を始める。面倒なのでもうどこでも良いかと一旦は荷を解いたが、誰も居ない下の離れたサイトへ移動した。
◆誰もいない下のサイトに設営。上のサイトと比べると景色は今一だが満足だ。
標高1200mの高地は、日差しは流石に暑いが爽やかで涼しい風が吹いて気持ちが良い。
蟻はそこそこ居て何度か足の指を咬まれたが、とにかく蚊が居ないというのは素晴らしい。
ちょっと遅めの昼食とビールを飲みながらラジオで野球観戦。
なんとかRKBラジオ放送が受信でき、ソフトバンク対西武戦の実況が行われており松田が逆転2ランを放った所だった。
因みに携帯電話はソフトバンク圏外である。流石繋がらない打線SBホークスと言う所か。
午後7時前にレトルトカレーに惣菜コーナーで買ったメンチカツを入れた夕食が終わると早めに就寝に着いた。この時点での気温は20℃丁度で気持ち良かった。
◆今日は芋のロックで。雲海を観に来たのでそば焼酎雲海でもと思ったがいつものヤツで。
8月4日日曜日 雨
・・・激しい雨がテントを叩く音で目が覚めたは深夜だった。
時計を見ると2時過ぎである。かなりの風雨の強さだったが、雨漏りもなく雨音を子守代わりに再び眠りに着いた。
深夜から早朝に掛けての雨は5時前にピークを過ぎて小康状態となった。
この時の気温は18℃だったが、テントの外に出て風に当たるともっと低く思えた。
このキャンプ場の最大の売りはこの高所だから鑑賞できる雲海ショーといっても良い。
あいにくの天候もあり綺麗な雲海は望めなかったがまずまずの景色である。
◆雨で濡れたテントと雲海。
◆綺麗な雲海は秋に見られるようだが、真夏でこの涼しさ。秋はさぞかし寒かろう。
ラジオで天気情報を聞くと熊本県宇城市や熊本市、天草地方で大雨が降っている模様。
下界では大雨の様で、帰り道は覚悟しなければならないようだ。
晴れているうちに食事を摂り、撤収作業をする。
雨具を着込み、シートバック、タンクバックにレインカバーを装着。
携帯電話、財布、デジカメ、ラジオなどはそれぞれビニール袋に入れ防水対策をしてバックに押し込んだ。
もう、帰路は一目散に家路に着くだけだ。
案の定、山を降りた辺りから雨が降り始め、南阿蘇の手前で土砂降りになり帰り着くまで雷雨の中の走行となったのである。
今回の走行距離 426.3km
今回の旅費 5227円
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