全国的に、福祉系大学への進学者が減っています。
「不況に強い福祉」のはずが、若い高校生たちに敬遠されてきています。
福祉業界へのネガティブなイメージが、やはり強いようです。
テレビ等のマスメディアの影響でしょうか?
高校の先生たちも、「教え子が福祉にいくのは可哀想」と思っているそうですから。
でも、インターネットの影響が一番大きいですよね。
受験生がまず調べるのは、今や当たり前にネットですから。
それも、ここ数年、10代はパソコン離れが顕著です。
起動する時間が、まどろっこしいようで。
何よりも、メディアはすべてケータイ中心で回ってますから。
ネットを見ていて、若い10代が、福祉の世界に希望を持てているでしょうか?
僕が見ている限り、とんでもなくネガティブなコメントばかりです。
「やめとけ、やめとけ、後悔するぞ」みたいな。
PSW、精神保健福祉士はなおさらです。
ポジティブな記事や書き込み、残念ながら、ほとんど見ないですよね?
匿名性ゆえか、この国が病んでるせいか、ネットは毒を吐く場所になってしまっています。
医療や福祉の分野って、特にその傾向が顕著なような気がします。
対人支援サービスの業務で、優しさや善良性が強調される世界ゆえでしょうか?
ネガティブな毒を吐くことで、自身の安定を保っているのかも知れませんが。
それでも、若い世代へのイメージ刷り込みは、日々浸透しています。
現実は、現実として、きちんと見据える必要があります。
僕自身も、精神医療や精神障害者福祉の世界が素晴らしいなどと賛美する気はありません。
でも、その現場で働く者は、もっとその職場の豊かさも発信しても良いのではと思います。
少なくとも、みんな、この仕事を選択して、続けてきている理由があるはずです。
それを、少しでも言葉にして、文字にして、発信していく必要はあると思います。
自分が大学という教育の場に身を移したせいかも知れませんが。
ただでさえ少子化が進行する中で、このままでは福祉の世界は先細りです。
特に、PSWの現場は、顕著な人材供給不足に陥っていきそうです。
粗製濫造気味だった教育養成機関も、いずれ淘汰されていくでしょう。
既にピークを越えた福祉教育市場は、どんどん縮小していくことになりそうです。
「この国には全てのものが揃っている。ただひとつ、希望というものを除いては」
村上龍がそんなことを記したのは、もう20年くらい前でしょうか。
どこの現場でも、しんどい閉塞感が漂っているのは事実だと思いますが。
それでも、この仕事をしている、仕事を続けている意味は、どこかにあるはずです。
それを、一人ひとりが、身の回りから発信していくべきだと思います。
もうすぐ、PSWの現場実習指導者講習会も始まります。
面倒くさいですけれども、なんとか後進の育成につながればと思います。
いささかなりとも、精神保健福祉士の国家資格化に関与した者として、
今は教育の現場に身を置く者として、後ろ向きにはなりたくありません。
誰のせいでなく、時代は自分たちが作っているのだという意識は持ち続けたいと思います。
※画像は、6階の講義室から見た、キャンパス西側の風景。
晴れた日には、富士山や秩父の山並みが、きれいに見えます。
朝一番の授業の時、しばし院生たちとボ~ッと「山を見る会」を催してました。
(^o^)
「不況に強い福祉」のはずが、若い高校生たちに敬遠されてきています。
福祉業界へのネガティブなイメージが、やはり強いようです。
テレビ等のマスメディアの影響でしょうか?
高校の先生たちも、「教え子が福祉にいくのは可哀想」と思っているそうですから。
でも、インターネットの影響が一番大きいですよね。
受験生がまず調べるのは、今や当たり前にネットですから。
それも、ここ数年、10代はパソコン離れが顕著です。
起動する時間が、まどろっこしいようで。
何よりも、メディアはすべてケータイ中心で回ってますから。
ネットを見ていて、若い10代が、福祉の世界に希望を持てているでしょうか?
僕が見ている限り、とんでもなくネガティブなコメントばかりです。
「やめとけ、やめとけ、後悔するぞ」みたいな。
PSW、精神保健福祉士はなおさらです。
ポジティブな記事や書き込み、残念ながら、ほとんど見ないですよね?
匿名性ゆえか、この国が病んでるせいか、ネットは毒を吐く場所になってしまっています。
医療や福祉の分野って、特にその傾向が顕著なような気がします。
対人支援サービスの業務で、優しさや善良性が強調される世界ゆえでしょうか?
ネガティブな毒を吐くことで、自身の安定を保っているのかも知れませんが。
それでも、若い世代へのイメージ刷り込みは、日々浸透しています。
現実は、現実として、きちんと見据える必要があります。
僕自身も、精神医療や精神障害者福祉の世界が素晴らしいなどと賛美する気はありません。
でも、その現場で働く者は、もっとその職場の豊かさも発信しても良いのではと思います。
少なくとも、みんな、この仕事を選択して、続けてきている理由があるはずです。
それを、少しでも言葉にして、文字にして、発信していく必要はあると思います。
自分が大学という教育の場に身を移したせいかも知れませんが。
ただでさえ少子化が進行する中で、このままでは福祉の世界は先細りです。
特に、PSWの現場は、顕著な人材供給不足に陥っていきそうです。
粗製濫造気味だった教育養成機関も、いずれ淘汰されていくでしょう。
既にピークを越えた福祉教育市場は、どんどん縮小していくことになりそうです。
「この国には全てのものが揃っている。ただひとつ、希望というものを除いては」
村上龍がそんなことを記したのは、もう20年くらい前でしょうか。
どこの現場でも、しんどい閉塞感が漂っているのは事実だと思いますが。
それでも、この仕事をしている、仕事を続けている意味は、どこかにあるはずです。
それを、一人ひとりが、身の回りから発信していくべきだと思います。
もうすぐ、PSWの現場実習指導者講習会も始まります。
面倒くさいですけれども、なんとか後進の育成につながればと思います。
いささかなりとも、精神保健福祉士の国家資格化に関与した者として、
今は教育の現場に身を置く者として、後ろ向きにはなりたくありません。
誰のせいでなく、時代は自分たちが作っているのだという意識は持ち続けたいと思います。
※画像は、6階の講義室から見た、キャンパス西側の風景。
晴れた日には、富士山や秩父の山並みが、きれいに見えます。
朝一番の授業の時、しばし院生たちとボ~ッと「山を見る会」を催してました。
(^o^)