PSW研究室

専門職大学院の教員をしてる精神保健福祉士のブログ

地域福祉学会とこころのバリアフリー研究会

2016年06月11日 00時10分10秒 | イベント告知

昨日、6月から7月にかけて行われる「初夏の学会シーズン」のご案内をさせて頂きました。

改めて、今日から明日の二日間開催される、二つのイベントをご紹介しておきます。

お時間のある方は、どうぞお出掛けください。

 

日本地域福祉学会の第30回大会は、勤務先の日本社会事業大学が会場です。

土曜日ずっと学内にはいるのですが、専門職大学院の授業が重なっていて参加できません。

何もお手伝いできないことも心苦しく、ブログで広報だけさせて頂きます。

 

こころのバリアフリー研究会の総会は、五反田のNTT東日本関東病院で行われます。

日曜日の午前、「地域移行支援」のシンポジウムを行わせて頂きます。

元NHKの町永俊雄さんの流暢な講演もお聞きしたいと思います。

 

以下、それぞれの盛りだくさんなプログラムを載せておきます。

時の流れとともに、テーマや取り上げる事柄、登場人物も変わっていきます。

今、何が課題とされ、何が語られるのか、耳を傾けましょう。

 

 

★日本地域福祉学会第30回記念大会★

6月11日~12日(土・日)

会場:日本社会事業大学清瀬キャンパス

「コミュニティの持続可能性の危機と地域福祉のイノベーションをさぐる」

大会HP⇒http://www.gakkai.ne.jp/jracd2016/index.html

【プログラム】

○基調討論

 6月11日(土)  11:20~12:40

「コミュニティの持続可能性の危機と地域福祉のイノベーションを探る-最前線の現場から-」

コーディネーター:宮城孝(大会実行委員長・法政大学現代福祉学部教授)

発題者:米山惠子(NPO法人フードバンク山梨理事長・全国フードバンク推進協議会代表)

東内京一(和光市保健福祉部部長) 

○セッションⅠ

 6月11日(土) 13:40~17:00

「地域包括ケアシステム形成に向けた地域福祉の視点と役割 -2025 年までに何ができるか?-」

コーディネーター:神山裕美(大正大学)、松永文和(神奈川県社会福祉協議会)

発題者:柴崎光生(NPO鶴ヶ島第二小学校区地域支え合い協議会会長)

山本信也(宝塚市社会福祉協議会地域福祉部地区担当課課長)

平原佐斗司(東京ふれあい医療生活協同組合副理事長)

猪飼周平(一橋大学大学院社会学研究科教授) 

○セッションⅡ

 6月11日(土) 13:40~17:00

「生活困窮者の自立支援とコミュニティソーシャルワーク

コーディネーター:山本美香(東洋大学)、熊田博喜(武蔵野大学)

発題者:朝比奈ミカ(中核地域生活支援センターがじゅまるセンター長)

大山典宏(社会福祉士)

品川卓正(社会福祉法人村山苑理事長)

三浦辰也(NPO法人インクルージョンセンター東京オ レンヂ副理事長) 

○セッションⅢ

 6月11日(土) 13:40~17:00

「社会福祉法人改革と社会開発」

コーディネーター:中島修(文京学院大学)、澤徹之(埼玉県社会福祉協議会事務局次長)

コメンテーター:小林良二(東洋大学)

発題者:浦野正男(社会福祉法人中心会理事長)

谷口郁美(滋賀県社会福祉協議会滋賀の縁創造実践センター所長)

柏木克之(社会福祉法人一麦会執行理事)

忽那ゆみ代(社会福祉法人いずみ保育園理事長)  

○研究委員会シンポジウム

 6月12日(日) 9:30~12:00

「地域福祉実践理論研究の検証その1~三鷹市・都城市・茅野市における調査研究をもとに~」

コーディネーター:市川一宏(ルーテル学院大学)

コメンテーター:牧里毎治(関西学院大学)

報告者:室田信一(首都大学東京)

永田祐(同志社大学)

菱沼幹男(日本社会事業大学)

○自由研究発表・ポスター発表

  6月12日 (日)9:30~

 

★平成28年度こころのバリアフリー研究会総会★

6月11日~12日(土・日)

会場:NTT東日本関東病院(JR五反田駅)

テーマ:「こころのバリアフリーに向けてみんなができること」

総会HP⇒http://www.jsbfm.com/archives/151014s.html

【プログラム】

6月11日(土)

●14:00

開会式・授賞式 カンファレンスルーム

●14:00~14:30

<こころのバリアフリー賞受賞講演>

 「新たなポジションであるピアスタッフの価値と可能性を広げる」

 原田幾世(日本ピアスタッフ協会) カンファレンスルーム

●14:40~16:10

<非自発的入院の現状と課題 2016国連の指摘に対する改善策を見つけるために>

シンポジスト

1.「非自発的入院と現在の急性期治療」加藤史章(体験者)

2.「精神科医となったいま思うこと~障がい者ボランティア活動、当事者活動を経て~」 本妙子・橋誠人・江上剛史・長徹二・森川将行(三重県立こころの医療センター)

3.「訪問型診療所の経験から「非自発入院」を見つめなおす」 岩谷潤(メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ)

4.「非自発的入院の現状と課題-障害者権利条約が目指す21世紀の新しい地平」(仮題) 池原毅和(東京アドヴォカシー法律事務所)

座長:田中増郎(高嶺病院)、本保善樹

●14:40~16:10

 <色んな角度からスティグマを考える>

シンポジスト

1.「自閉スペクトラム症(ASD)当事者からみたstigma」 片岡聡(NPO法人リトルプロフェッサーズ)

2.「学校現場・養護教諭養成の経験から考える」 大沼久美子(女子栄養大学)

3.「大学における学生支援体制構築から考える」 大島紀人(東京大学学生相談ネットワーク本部)

座長:佐々木司(東京大学大学院教育学研究科)

●16:30~18:00

 <就労支援と就労移行~多様な立場からの提言~>

シンポジスト

1.「医療機関におけるIPS型就労支援」松井彩子(慈雲堂病院)

2.「私の働いた4年間、そしてこれから…」齋藤顕一郎(当事者)

3.「働く人に合わせる会社・会社に合わせ働く人 その動機となるもの」 三鴨みちこ(㈲まるみ名刺プリントセンター)

指定発言:秋山剛(NTT東日本関東病院)

座長:岩谷潤(メンタルヘルス診療所しっぽふぁーれ)、芳賀大輔(NPO法人日本学び協会ワンモア豊中)

●16:30~18:00

<各地域におけるアンチスティグマ活動>

シンポジスト

1.「じりつの実践は,コミュニティ創出(まちが元気になる)モデル」岩上洋一(特定非営利活動法人じりつ)

2.「当事者のリカバリーについて~仙台スピーカーズビューロー活動から~」菅原里江(東北福祉大学メンタルヘルスプロモーションセンター)

3.「地域と共に歩んでいく“はんてん木まつり”」小澤宏行・戸村崇宏(医療法人静和会浅井病院)

座長:遠藤謙二(千曲荘病院)

 

6月12日(日)

●9:00~10:30

<長期入院患者の地域移行支援を推し進めるために―実効性のある支援プログラムとは何か>

シンポジスト

1.「地域と病院が協働して実現する退院支援」古明地さおり(医療法人財団青渓会駒木野病院)

2.「地域移行・定着支援における地域の助っ人とは?」中越章乃(神奈川県立保健福祉大学)

3.「地域の受け皿をどのように用意するか」山下眞史(特定非営利活動法人ネオ)

4.「地域移行・地域定着支援の効果をあげるために取り組むプログラム評価」高野悟史(日本社会事業大学)

座長:古屋龍太(日本社会事業大学大学院)

●9:00~10:30

 <一般演題>

シンポジスト

1.「地域とともに創る地域福祉拠点~メンタルヘルス教育普及活動13年を振り返る~」田淵泰子(医療法人万成病院 多機能型事業所ひまわり)

2.「心のバリアフリーは仕事のバリアフリーから」峰松弘子(一般社団法人長崎キャリア支援センター)

3.「精神障害者における就労上のスティグマ問題と対策」吉井初美(東北大学大学院医学系研究科精神看護学分野)

4.「障害を経験する人の就職および就労継続を助長させる環境システム構築へ〜研究計画の紹介〜」Peter Bernick(長崎大学障がい学生支援室)

座長:秋山剛(NTT東日本関東病院)

●10:50~11:50

<基調講演・市民公開講座>

講師:町永俊雄(福祉ジャーナリスト)

「こころのバリアフリーに向けて~自分の問題として考えるために~」

座長:高橋清久((財)精神・神経科学振興財団) 

町永俊雄氏プロフィール

1947年東京都生まれ。1971年NHK入局。青森、岡山などの赴任地を経て、 「おはようジャーナル」「くらしのジャーナル」キャスターとして、家庭、教育、健康、福祉といった生活にかかわる幅広いテーマを担当。 その後、「ETV特集」「金曜アクセスライン」、さらに「ETVワイド」「福祉ネットワーク」などの番組でキャスターを務めた。 現在は、フリーの福祉ジャーナリストとして活動を続けている。

●13:00~14:30

<メンタルヘルスと身体的健康>

シンポジスト

1.「こころと身体の健康はひとつながり」熊倉陽介(東京大学大学院医学系研究科精神保健学分野)

2.「精神疾患患者のこころとからだと暮らし」黒川常治(当事者・ピアスタッフ)

3.「退院後の生活習慣病対策における管理栄養士の役割~入院から地域へシームレスな食生活指導を目指して~」西宮弘之(公益財団法人積善会 曽我病院 栄養科長)

座長:田尾有樹子(巣立ちの会)

●14:50~16:20

<ピアサポートおよびピアスタッフの可能性と実際>

シンポジスト

1.「日本のピアサポートの状況とピアスタッフ研修の構築に向けて」岩崎香(早稲田大学)

2.「ピアスタッフってなに?~こんなにできる!ピアの力~」櫻田なつみ(株式会社MARS)

3.「私たち、こんな形で“一緒に”働いています~ピアサポーターの専門性を活かすために~」木村尚美(医療法人社団宙麦会ひだクリニック)

4.「スティグマの是正と当事者視点:浦河地区の研究活動を通して」種田綾乃(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所)

座長:山口創生(国立精神・神経医療研究センター精神保健研究所)

 

※画像は、日本地域福祉学会第30回大会のホームページより、社大の清瀬キャンパスの風景。



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