街を歩きながらブツブツ言っている人を見かけると、あの人には相手が見えているのではないか、気が狂っているのではないか、と思ってしまう。
母親たちは子供にジロジロ見てはいけません、傍へ行ってはいけません、と注意したりする。
保育園などでは、小さい子たちが一緒に遊んでいるようでいても、それぞれ勝手に何かを言っている場合が少なくないらしい。
内言と外言が分化するのは、語彙が豊富になり、複雑な行動が可能になることと並行しているらしい。
その意味では、人前を気にせず大きな声で独り言を言うのは、精神の退行現象かも知れない。 . . . 本文を読む