変態Ａ君

朝、Ａ君が深刻な顔をして
「ら族さんお願いがある」という。
何事が起ったかと思う。

「１０００円貸して」
「いつまでに？」
「昼までに」
「いいよ」
という会話をする。
このときは、私もするべきことがあって
何で必要か考えることができなかった。

仕事が一段落して１０００円渡す。
「で。。どうしたん？」
「財布忘れた」
「え。。免許証は？」
「きかんどいて」
「いつ気がついた？」
「会社の駐車場。カバンがやけに軽いなと思って」
「定時になったらまっすぐ家に帰りな」
「うん」
という会話をする。
おまけにケータイまで忘れたとか。。
なにやってんだか。。。

しかし、ふとしたことで
免許証不携帯がボスにばれる。
「車置いて帰りなさいね」
「そんな。。。。」

途方にくれるＡ君。
この日はジムの日。
ジムの会員証も当然忘れて、
電車とバスを乗り継いで帰ると
今度はジムに行く足がない。
どーしようと悩む。

「そうだ。ら族さん、
　僕を家まで送って行って」
「。。。。。。。」
「病院の日なら、病院の前で十分。
　それならわざわざにならないからいいよね」

自己完結するな。。。

しかし
「いかん。家まで帰ると翌日の出勤も困る。
　そうだ。自転車が車に乗っていた。
　自転車で帰ろう」


勝手に自転車で帰っておくれ。。。

この日、Ａ君は片道４０分かけて
自転車で家に帰り、
財布をもって、自転車で４０分かけて
会社に戻り、
ｍｙ　ｃａｒでジムまでいったそうな。。
変態。。。

このエネルギー仕事に生かせないのかしら？？？