ら族の歳時記

「道が分かれていても人は幸せになる道を選ぶ能力がある。」
能力を信じ、心の安らぎの場を求めて、一歩一歩。

風の墓碑銘(エピタフ)

2009-08-05 23:09:59 | 本を読みました
「風の墓碑銘(エピタフ)」乃南アサ著

音道貴子シリーズです。
今回は長編で
あの皇帝ペンギンこと滝沢保と
再度コンビを組んで事件解決に挑んでいきます。

あの女性蔑視の塊の滝沢が
今までは音道のいうことは一切聞かなかったのに
今回は音道のカンを大切にして
毎回、音道に意見を聴きます。
そこら辺が毒気がなくなってさびしいというのか。。

でも、滝沢の人脈のすごさに感心しました。


さて、話は古くなった借家を壊しているときに
白骨死体が見つかります。
男女と嬰児と思われる3体が。
音道はその家の家主を尋ねますが
家主は痴ほう症のため事情聴取はできず。
また、借家の賃貸契約書も見つからず。
よって死体の身元がわかりません。

とかやっているうちに
家主が惨殺死体でみつかります。

家主を殺した犯人はだれ?と
捜査をしているうちに
捜査情報の漏れや、
犯人の疑いのありと思った男に
意外な過去があり。。。。。。。

最終的には白骨死体の身元も犯人もわかりますが、
だれが正常でだれが異常なのか
なにが正常でなにが異常なのかと
考えさせられる本です。

音道貴子シリーズの長編で
はずれはありません。
ぜひ、読んでください。
コメント
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