Four Season Colors

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スト6

2023-06-05 | 雑文
対戦格闘ゲームの王道であるストリートファ
イターのナンバリング新作となる、「6」が
発売された。

対戦型の格闘ゲームとして、30年以上の歴
史がありながら、まだナンバリングは「6」。

その間、基本的に歴史が途切れることはなく、
つまり、コンテンツとして大事にアップデー
トがされてきたともいえる。

賞金の出る大会に出るような、いわゆるプロ
の年齢がわりと幅広く、たまに大会を見るこ
とがある。

しかし、自分でプレイしたのは遥か昔で、歴
史があるからこそ、一度離れた人が再び手を
出すことのハードルもあった。

こうした新規や再開プレイヤーの取り入れは、
対戦型格闘ゲームの課題であり、本作はそこ
が意識されているよう。

いかに新規や過去にプレイしたことのある人
にプレイしてもらうかの内容は、すでに多く
記事になっている。

そのため、そうした勢記事に見事につられて、
チュートリアル+αくらいまでを触ってみた
カジュアル勢の感想。

対戦型格闘ゲームの、相手の体力を0(ゼロ)
にするというシステム、それ自体はとても単
純でわかりやすい。

ところが、攻撃と防御における操作とシステ
ムは、全くもって単純ではない。

「必殺技」や「コンボ」という、ゲームにお
けるキーをカジュアルに楽しむだけの層にど
う対応するか。

制作側は、そうした入りへの簡単さを確保す
るが、どうしてもより深く、ということを当
然に前提とする。

が、どこまでいっても、深く入ることが目的
ではなく、単に娯楽として気軽に楽しみたい
人たちの場をどうするか。

格闘ゲームにしてもシューティング(バトル
ロイヤル系)にしても、カジュアルなプレイ
ヤーをどう引き留めるかが課題になっている。

確かに、操作方法や初心者向けモードの充実
は、ジャンルへの第一歩にとても適している
ように感じた。

そのため、もう少し触ってみようと思えるは
じまりにはなっているが、はたしてカジュア
ルな継続は出来るかは疑問な感もある。

継続の条件が、理論とシステムの深い理解を
前提とするならば、結局は、プレイヤーは減
っていってしまうのだろう。