ある日の練習中、個人ノックを受けていた外野手の1人が突然、頭の横で人差し指を回しながら、さかんに奇妙な仕草をしている・・・
ノックの最中だったため、最初は深く考えずに練習を続行していたのだが・・・
個人ノックも、残り数分になった時、その奇妙な仕草に拍車がかかった。
個人ノックの時間が終了に近づいていることから、ノックを打つのを止めてその奇妙な仕草をしばし見入ったのだった。
すると・・・
今度はどこで覚えてきたのか「クルクルぅ パぁ~」と大声で叫び出したのだ。
その外野手は俺に近寄り質問をしてきたのだ。
{カントクゥ、クルクルぅ パぁ~って、日本語で馬鹿って言う意味でしょ?}
何で、そんなことを聞いてきた意図が分からず眉を顰めてその外野手に言った。
{そ、そうだけど・・・それがどうしたんだ?}
{だって、練習が、あまりにもキツ過ぎて、体が!・・体が馬鹿になっちゃうんです!}
初めて聞く表現にとまどいながら・・・
{はぁ????????何だそりゃぁ??}
その外野手は、先ほどからの奇妙な仕草をしながら
{だから、体が・・・クルクルぅ パぁ~なんです}
インドネシアの首都、ジャカルタに「クルクルぅ パぁ~」が、こだまし出した。
{おーーーい 誰かぁ 座布団10枚もってきてくれ~}
・・・今年のインドネシア流行語大賞だぁ