大阪府には・・・
牛島、香川の浪商・・・
小早川のPL学園・・・
この2大巨頭が争っていた・・・
そして・・・
夏の甲子園には浪商が・・・
小早川のPL学園を振り切って出場・・・
今・・・
想うと・・・
結構・・・
スター選手が・・・
多かった年代ですね・・・
そして・・・
甲子園の舞台で・・・
この浪商に・・・
真っ向から・・・
勝負に挑んだ男がいた・・・
“仁村 徹“
埼玉県代表・・・
上尾高校の大黒柱である・・・
大会・・・
2日目の・・・
第3試合・・・
上尾高校が・・・
浪商との激闘に挑んだ・・・
1回裏に・・・
上尾高校が1点を先取し・・・
そして・・・
6回裏にも・・・
上尾高校が1点を追加する・・・
2-0・・・
アウトコースへの・・・
ストレートと2種類のカーブ・・・
そして・・・
インコースへのシュート・・・
仁村は・・・
緩急を巧みに使い・・・
浪商打線を・・・
封じ込めていた・・・
これは・・・
予め仁村が計算していた・・・
浪商打線への対応策だった・・・
そして・・・
上尾高校のリードで
最終回となる9回の表を迎えた・・・
1アウト・・・
2アウト・・・
2死ランナー3塁・・・
バッターボックスには・・・
牛島が入る・・・
浪商敗戦という・・・
とてつもない雰囲気に・・・
スタンドも騒然とする中・・・
仁村が投じた・・・
2球目の球を・・・
牛島が豪快に弾き返した・・・
“ジャストミート“
打球は・・・
レフトポール際への・・・
同点2ランホームラン・・・
“延長戦突入“
11回表・・・
浪商が3本の安打を重ね・・・
1点を挙げる・・・
3-2・・・
浪商のリード・・・
11回裏・・・
上尾高校の攻撃も・・・
2死ランナー1塁・・・
ここで・・・
1塁ランナーが・・・
盗塁を試みるが・・・
間一髪のアウト・・・
”試合終了”
1塁走者は・・・
セカンド塁上で・・・
土を握り上げて・・・
思い切りグランドに叩き付けた・・・
このシーン・・・
今でも鮮明に想い浮かぶ・・・
この後・・・
浪商のセンターが・・・
2塁の塁上に膝ついた・・・
この1塁走者に駆け寄り・・・
肩を抱きながら・・・
一緒にホームへと・・・
走ってきたのも印象的だった・・・
8回・・・
終了までは・・・
ほぼ完璧に・・・
浪商打線を封じこんだ仁村・・・
ただ・・・
悔やまれるのは・・・
牛島に対する打席のみ・・・
後に・・・
仁村は・・・
あの牛島への・・・
投球の前だけ・・・
“汗での滑りを止める為の”
“ロージンを使用するのを忘れた”
と、語っている・・・
両者11回の力投・・・
仁村の113球に対して・・・
牛島は145球を投じていた・・・
以上の・・・
内容的からも・・・
浪商を・・・
追い詰めに・・・
追い詰めた・・・
上尾高校・・・
仁村の勇士は・・・
今でも忘れられない・・・
いずれにせよ・・・
この試合は・・・
甲子園史上に残る・・・
名試合だと自分は思っている・・・
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この後・・・
牛島は中日ドラゴンズへ入団・・・
仁村は・・・
東洋大学を経て・・・
同じく中日ドラゴンズへ入団・・・
入団1年目の仁村に・・・
こんなエピソードがある・・・
投手として初登板し・・・
初勝利を挙げたのだが・・・
この時・・・
リリーフで・・・
仁村の勝利をアシストしたのは・・・
かつての・・・
甲子園のライバル・・・
牛島であった・・・
また・・・
こと・・・
仁村については・・・
三高の同期が・・・
東洋大野球部へ進学をし・・・
頻繁に・・・
電話をかけて来た時・・・
何時も・・・
仁村が隣に居て・・・
幾度か電話で・・・
話をしたという・・・
経緯があり親近感が強い・・・
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