ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

中越大震災から6年目の山古志

2010年10月25日 | Weblog
 全村避難から6年目の山古志。
奇跡とも言える復興を成し遂げた。
必ず全員で村に帰ろうとの合い言葉をばねに、山古志の
人たちはここまでがんばった。
地場産業の養鯉業の復活。
そして棚田の復活。
日本の原風景といわれた景色を震災でことごとく破壊されたが
その原風景をわずか6年で取り戻したことは奇跡に近い。
 この間も日本で世界で、大きな災害が起こり、人がこれまで
築いた暮らしが奪われている。
そういった中での山古志の復興は模範となるべくの復興の
歩みといってもよい。

 村の伝統である闘牛も今盛んに行われ、村に新しい闘牛場も
このほど完成し、6周年の追悼行事も行われた。
これからの村の未来を背負う地元の小中学生の歌う震災復興の
詩が更なる今後の村の暮らし
に反映することを願うばかりである。 

中国の民主化

2010年10月20日 | Weblog
 市場経済での開放で経済発展を遂げた中国。
いまや世界第2位の経済大国となり、軍事にいたってもその力は
世界の脅威となりつつあるものの、それにふさわしい国の体はいささか疑問であり
むしろ、成長するほど、世界のなかで次々とおおきな問題を起こすという
厄介な成長いわばバランスなき肥大化をしているようにも見える。

 世界が注目しているのは、経済成長をどこまで拡大し続けるその後の影響である。
このままでの成長が続けば、食糧、資源等の争奪がさらに激化し、すでに起きている
地球環境の破壊等は日ごとに進み、人類がこれまで体験したことのない過酷な自然環境
になっていくのが現実になってきた。

 このたびの、レアーアース輸出規制問題で、これまでの中国からの資源流出を
食い止め、中国自身が資源温存の政策に転じたのではないか、大きな経済を得たゆえに
むしろ、今後は世界にある資源を中国が買占め、そして世界をあらゆる面で制覇する
戦略的な野望の始まりであるともいえる。

 すでに、中国内部での権力闘争は2年後の体制交替を視野にいれ、こういった
あらたな中国の世界戦略へのあらたな取り組みであり、このたびの尖閣問題も
その助走としての表れであって、世界は中国の動きを注視するばかり。

当然のことながら、民主化といった動きは、中国政府は絶対的に歯止めをかけるのは
当然といわざるをえない。

チリ落盤事故から奇跡の生還劇

2010年10月19日 | Weblog
 人類史上初めての快挙といってもいい、チリ鉱山の落盤事故で
70日間にも渡り地下600メートルに33人が閉じ込められ地上から
の救出が果たされた。
生存が分かったのは、事故から17日後。
奇跡の始まりはそこから始まった。しかしながら当初から生還劇が順調に
いったのではなかった。
いずれ時間をおき、本になりその全容があきらかになるが
人のかかわり、そして生きる希望といった全ての要素がこの生還へと
導いていくのだが、そこにあきらめない、強い生に対しての力、そして家族
への思いなど、言い尽くせばきりがないほどの、プラスへの思考を全員がもち
得た勝利といえる。
 今回の事故からの生還劇は世界の人に大きな感動と、そして希望と勇気を
与えた。
時代がいくら変化しても人の本当の底力はこういった、極限の中から出てくるものか
と思えば、生命のすごさを感じられずにいられない。

反日デモが続く中国の行方

2010年10月18日 | Weblog
 反日デモが激化する中国。
事の始まりは尖閣諸島の領有権をめぐっての両国の争いが先月に起こった。
特に経済発展を遂げる中国では、資源の獲得に世界中を今駆け巡り
いまや地球上のあらゆる資源を確保する勢いである。
しかしながらその国力と相反するのが、国内の秩序と、その力に見合わない
社会秩序の混乱といった、今後の行く末がまったく想像しえない不安定な
要素を持った、ある意味不安要素が多い、状況で、ともすれば、上海万博以後
にも、経済の不安定化も懸念されるのではないかとも、危惧される。

 今の段階にあっては、世界経済は中国シフトにあるが、共産党一党独裁の国ゆえ
いつ、状況が激変するかもしれない急激に肥大化した経済成長をバックにしているが、
そこには、経済大国となっても、節操のない国民感情、いわゆる成金感覚での
民度の低さはいなめず、むしろ今後さらに経済的に力を持つことが、世界のあらゆる
分野での不安的要素を作り出して、さらに今後は脱中国へのシフトが始まるのが
見えてくる。

尖閣の次は北の核問題

2010年10月05日 | Weblog
 ベルギーで温家宝首相と会談が出来た菅首相。
中国の狙いとしては世界のなかでは決して中国は覇権主義ではないとのアピールを行いながら特にEU諸国への経済協力を申し出るなど、世界シフトへの外交が活発化しており、チンギスハーン再来かとの感想を持つ。

EUへは経済力で迫り、北東アジアは北朝鮮を巧みに操縦しての力の外交。
これまで世界を牛耳ってきたというユダヤの勢力をいよいよ中華によってとって変わるといった歴史の再来の実現を目指しているようで、
 
これまでの東西問題、南北問題といった構図から中国中心の世界地図が出現するのは時間の問題となっており、政治、経済あらゆる世界での中国人の進出はめざましいものがあり、この勢いはとめることはできないであろう。
 
かって、ユダヤ世界戦略での中で対抗することは不可能との時代があったが、それにとって変わるのは中国であることが真実味を帯びてきた。

尖閣を領土問題へと誘導の中国

2010年10月04日 | Weblog
 驀進する中国経済。
万博以降の中国経済は多かれ少なかれ、これまでと違って停滞することが予想されるが
しかし、世界経済の中で、中国はひとり勝ちの様相だ。
 日本経済そしてアメリカ経済と回復の兆しがみえなくて、国民生活が日に日に苦しくなっていくなか、唯一中国頼みの世界経済。
この偏った状況がいつまで続くのか、まったく予想できなくて、13億の人口を牽引していく、一党独裁の中国は、さらに領土、領海への覇権を強めていくために更なる軍事力を経済力にものを言わせ拡張していくだろうそのことが周辺諸国の今は脅威である。
 今こそ、中華思想の世界制覇をとの民族的野望がさらに極端な形で迫ってくることに警戒が必要となる。