ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

時代への生き方とは

2010年11月07日 | Weblog
 経済社会の中で生きてきた我々にとって、特に言えるのは
戦後廃墟から立ち上がったこの日本が20世紀後半まで、高度
経済成長を成し遂げ、その国民はその恩恵に属し生きてきたのが
今、その反動とも言うべき苦しい状況に置かれて、生きる目標を失い
かけているように見える。

 経済中心主義が生む弊害を先進諸国といわれたがゆえに、受けなければ
ならない結果ともいえる。
身近なところで、ものの価値観そのものが、日ごとに変化することと、情報過多
でものの選択が大変むつかしい、そして意思の表現ができない、特にIT化の進化
がいつしか、個々の人間の個性を奪ってしまったともいえる。

 本来情報とは何なのかという、原点を問えば、昨今のメディアの情報を流す姿勢は
人が本来よりよく生きるといった、根源ともならなければならない視点から、外れて
いるところが多くみられる。

 そういった、何が自分にとっていいか、わるいのかを問える、根幹すら、見失って
いる現社会、時代の先行というのは、何を持ってするのか、その根幹の思想、理念、哲学が
とわれており、根本的に身近なところから見直すことを、初めて行かなければならない。

日中関係の行方を見守る

2010年11月06日 | Weblog
 尖閣諸島の中国漁船領海侵犯問題が情報流出問題でさらにあらたな火種を
起こした。
そして先日のロシア大統領の北方四島の択捉訪問と、日本は今、列島を北端から南端
までの間に領土問題で挟み打ちにあい、国民のこの国の行く先を案じる日々が続いて
いるのだが、民主党政権に変わり外交問題への対応が憂慮される。

 経済も今日本は行く手が分からずし、迷走が続き、唯一の同盟国アメリカにあっても
これまでの日米関係の姿からは少し遠のくといった格好で、戦略的互恵関係とは成らず
還太平洋のなかでの日本の存在感は今後影が薄くなっており、
これまで、経済的に優位にあった時代での姿勢では、危うい国家運営となり、世界の孤児
となるやも知れぬ危惧すら生まれており、民主党の外交力がとわれている。