ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

勝ってこそ広布は前進し

2008年09月30日 | Weblog
 日蓮大聖人の御聖訓に「仏法と申すは勝負をさきとし」という言葉がある。
通常、仏教といえば、いわば静的に葬式などを取り仕切るだっけのイメージでとらわれがちで、先祖供養、霊魂の行方など、生きている人間が見えない世界をしきり知ったかかのような言葉を放って、迷いをさらに深めた霊能者などと嘯き、金もうけにいそしむ、輩が多いことか。

遂、最近までは、細木数子なる女が、テレビに出演し、番組を持つなどし、カリスマ性を発揮していたが、余りにも横柄なことでいつしか、テレビからも消えてしまい、最近では、デブの男の平原という霊能者が、あの世からの手紙などと称して、死んだ人からのメッセージを残った家族に伝えて、またこれもあの世とやらの使者とし、金もうけにいそしむ。

公共の電波という意識がすでに、メディアから消えていて、視聴率ばかりの日本のメディアの体たらくぶりは、今、不況の続く世相にあっては、庶民が受け入れ洗脳するには、まさに適している時代に入った。
真の仏法とは、教えとは、こうした邪教、邪心に対し勝つのが仏法という。

防災フォーラム開催に向けて

2008年09月26日 | Weblog
 来る、10月5日(日)神戸市長田区の阪神大震災で被害の大きかった、鷹取東地区の住民と、高知市の防災活動を行っている市民グループが合同で、防災フォーラムを開催する。
また当日、この地区と被災当時から交流のある、旧山古志村から、養鯉業の田中重雄さんと、長島忠美(現衆議員)も参加する。

特に、高知市は今後起こりうるとされる、南海地震に備えての防災活動が行われ、被災の現体験を持つ、神戸、山古志との交流を続けており、年に数回の交流をおこなっている。

イラン・アフガン紀行

2008年09月25日 | Weblog
 早朝にも関わらず、酒が残っていたせいか少し興奮気味でこの新聞の記事に出ている、イラン北西部地震になにか出来ることがないかとの思いもあったが、悶々と自分のことばかりで悩んでいた域から脱したいとの思いも左右したのだろう。

「ソンギル、起きてるか」。「先輩、こんな早く、どうしたんですか」。
「今日の朝刊見たか、イランで地震や」。
「知ってます」。

「お前のとこのNPOで何か支援活動はやらんのか」。

「こういう、海外の支援活動は、被災地協働センターの村井さんが既に活動開始しているはずなんで、連絡してみてください」。

「分かった、連絡してみる」。
早速、ソンギル(金宣吉)の指示通りNGO活動を展開している、兵庫区にある村井さんに連絡を取ったが、電話が話中ばかりで一向につながらない。
 
これは行く方が早いと思い須磨の事務所からバイクに乗って向かった。
まだ、酒が全身をかけめぐり、ひどい二日酔いの状態も、いつしかイランの地震の支援をやるぞと、いつしか自分が月光仮面のような気持ちになり、朝の渋滞の道を車の間をすり抜け、普通なら30分はかかる道を10分で村井さんの事務所に到着し手しまった。


以下次号

イラン・アフガン紀行

2008年09月23日 | Weblog
 空き腹で、発泡ビールをたくさん飲み過ぎて、翌朝は二日酔いで朦朧とし、事務所に職員が出勤してくる時間なので、慌てて飛び起きた。
昨夜の興奮は、こうして夜があけたら、今自分の置かれている状況をみれば、まさに一夜の夢であった。

そして新聞を取りにでて、昨夜、新聞社から、韓国が対イタリヤ戦に勝利した事を在日としての感想を電話取材を受けた。

その内容が3面に大きく掲載され、時の韓国大統領金大中氏が国運の隆盛がいよいよやってきたといい、そのあとに私のコメント「ハミョン テンダ」・・遣れば出来るとの大きな勇気をもらったと、掲載され、なんだか紙面上で大統領と同席しているかと思うと、それまで悶々としていた自分から少し、脱していくよな思いもした。

そうして、一面の記事を見たとき、片隅に写真入りで、イラン北西部で地震、支援の手が届かず。との記事が目に入った。

それは、自分が体験した、あの阪神大震災で直接みた被災の光景が甦り、人事のようには思えず。

早速、後輩のNPO活動を行っている、金宣吉に早朝にも関わらず電話を入れた。


以下次号

イラン北西部大地震

2008年09月22日 | Weblog
 
 2002年6月25日、当時日韓共催のワールドサッカーがあった年だった。
私は阪神大震災から7年目。建築工事の事業が思わしくなく、日々支払いに終われて、仕事の方も年を重ねるごとに減っていて、被災当時に借りた借金が既に1億を超えていて、毎日が、支払に追われる日々で、頭が朦朧とし、いつ事業を閉鎖しようかなどと、まさに後ろ向きな気持ちと、そのままこの世から消えてしまいたい、また何故生き残ったのかと、悔やんだもので自信も勇気も、いつしか生きる力を失せていたころだった。
そうしたところ、ワールドサッカーの韓国対イタリヤ戦で、韓国が奇跡とも言える逆転勝利を飾った試合を見て、「遣れば出来る」との大きな勇気をもらい、その夜、事務所の隣の店でビールを買って一人祝杯をあげ、酔っ払ってしまい、そのまま、家に帰らず眠りこけ、朝まで床の上で眠ってしまった。

 以下次号

イラン・アフガン紀行

2008年09月21日 | Weblog
 アフガンに学校を作ろうとの事で、2002年10月、イランからアフガンのへラートに向かった。

 JIKASCHOOLプロジェクトと題して、イランは北西部のチューゼという村に学校を作り、その後イラン側の協力を得て、アフガンに向かった。
当時、イランはアメリカのテロ支援国家と名指しされ、西側諸国から敬遠されがちな国と思われ、その国へ関与すること自体、白眼視されがちであったが、阪神大震災での被災体験から、何か出来ることはないかとの思いと、悠久なシルクロードの歴史の循環地点への訪問は、単に、ボランティアへの思いだけではない、アジアの人間として、その大地にいつしかのめり込んだのが始まりである。
 無謀な計画だと揶揄され、マスコミを賑わすこととなったが、建築を通じて、自分の職能が、この不毛の大地で、そして同じく、震災と戦災で疲弊した地域の人たちが喜んでもらえるのであれば、その労苦は惜しむことなかったことを、いまでも鮮明に覚えている。

以下次号   写真 アフガン ザードシャヒ村の子供達 毎日新聞写す

米リーマンブラザーズ銀行の破綻

2008年09月17日 | Weblog
 
世界有数の銀行、リーマンブラザーズが破綻した。
7年前、同時多発テロが9月に起こって、世界の平和のバランスが崩れ、今度はサブプライムローン破綻から、世界恐慌の扉が今開いたような思いがする。

とりわけ、経済には疎いのだが資本主義経済の終末が今訪れたといってもよく、実態のない経済の終焉といってもいい。
今後さらにこの混乱の影響で、格差はさらにひろがり、今、食料問題、資源問題、政冶の生き詰まりといった具合でさらに閉塞感がさらにまして行く予兆が始まったのではなかろうか。

平成の策士小沢 政権を取るか

2008年09月16日 | Weblog
 早ければ、来月の26日にも衆院解散の動き、参院選で過半数を取る民主党がこの選挙で単独過半数を取り、政権交代をめざすものの、実際民主党自体政権担当する能力はまずないとの見方が国民の中でも高い。

前回の参院選の勝利は自民党への戒めのもので、民主党への支持票ではないことがいえ、壊しや小沢は、自分の政権欲を満たすだけの男であって、国民の生活などへの思いは乏しい。

 公明党の大田党首の地盤、東京12区からの出馬も視野にいれ、いつもの政冶生命をかけてとの、意気込みであるが、果たして、国民がどのような判断をこの衆院選で下すかだが、所詮過去の実績からみて、無責任な政冶手腕をまた露呈するにとどまるとしか見えない。
いよいよ、決戦の次期が到来、大きくこれで、日本は動く。


写真  密談の好きな民主党

神戸映画資料館のこと

2008年09月15日 | Weblog
 
 2年前、震災で被災を受け、再開発が行われた新長田。大正筋商店街の入り口に神戸映画資料館がある。意外と地元の人たちは知らないが、38名のミニシアターと映画の資料など映画ファンにとっては、充実した内容で、世界の名作が日夜上映されており、文化発信の拠点といっても過言ではなく、運営は地元NPOが行っていてる。
 
この再開発地域は震災後、国内でも最高額の2700億が投じられ、震災から13年を経た今も未だ工事が行われて、新しいビルの建設が行われているが、それに見合う人口と街の力はともなわずして、
 
空き店舗と、シャッターばかりが目立つ商店街になり、今後数年を経ても人の活気が見られるのはおそらく見込みはないものと思われ、神戸市の行政の無策を露呈するには格好の地域として有名な場所でんもあるが、今この状況は神戸のみならずし、日本全体がかかえる街の状況とも言える。

 そんな中に、こういった改めて過去を見直せる文化発信の拠点があるのは少しでも救いだ。

混迷深める日本の政冶

2008年09月14日 | Weblog
 福田首相辞任から2週間。自民党総裁選が始まった。
実質、麻生氏が今のところ有力と言われる。これもあらかた予定された出来ごとであり、シナリオでもあるが、それにしても今の日本を任せるといった政治家がみえないというのもこの日本もなさけない限りである。

自民党にせよ、かたや民主党にせよていたらくな連中が牛耳っている間はなんら改革なき姿のままで、このまま世界から取り残されていく、黄昏の道を歩んでいくのかとも思える。
 
 既に、日本経済の成長は低迷し続けるであろうし、こうした政冶の混迷に乗じて、官僚たちの利権を確保する動きが益々加速していくだろう。
小泉政権時代の改革という題目だけがむなしく耳に残っていくようだ。
 
今日は敬老の日、お年寄りを大切にと、口先だけの、気持ちのない美辞麗句は片腹痛い思いがする。