ハラボジの履歴書

祖父が日本に渡って来なければならなかった物語を記憶に基づき
在日100年が過ぎようとしているいま書き留めておく。

激変する時代をどういきるのか

2010年03月30日 | Weblog
 学校を卒業しても就職先がない。
ここ長田区にあっては、地場産業のケミカル産業が低迷し、その影響は
全ての業種に影響している。
生きがいもさることながら、生きていく希望すらなく、生活保護の
需給はうなぎのぼり、高齢化社会のもたらす影響はさらに経済への圧迫と
社会のこれまでの構造を大きく変えている。
日本自体このまま行けば一億2千万の人口が生きていくには、さらに厳しい
時代となっていく。
この時代をどう捉え、元気ある社会をどう築くのか、政治の役割が大きくなって
いくのだが、いつの時代も危機感のある政治家が出てこない。
市民がしっかりと、政治を監視し、動かす気迫を持つことが重要と成ってきた。


写真  閑散とした長田の再開発地域

鷹取地区 震災から15年

2010年03月28日 | Weblog
 神戸市長田区鷹取商店街。
新長田からこの界隈にかけて震度7の揺れは火災を引き起こし町全体が火の海
となり、全てのものを焼き尽くした。
多くの住民がその犠牲となり、家族を亡くした人にとってその傷はまだいえない。
町は全てが新しくなったが、その中身の暮らしは空白がある。
経済、そして心の問題。
15年の歳月が大きくこの町の人たちの暮らしを変えた。
絵は90歳になる、鷹取商店街で永年服屋さんをしていた桑野さん。
震災で奥さんがなくなり、今新しく立て直した家で一人暮らしだが、近隣の
人たちが絶えず気にかけており、人情は変わっていない。

鷹取東地区の人たち

2010年03月27日 | Weblog
 震災から15年。ここ鷹取東地区は震災で全焼し、地域で67人の方が
犠牲になった。
往年は鷹取市場としてにぎわったところでもあるが、すっかりとその姿は変わり
あたらしい町になり、往年の賑わいをと、がんばっている。


絵は自転車屋の石井さん 地元の自治会長さんでもある。

丸五市場スケッチ展あと一週間

2010年03月21日 | Weblog
 丸五市場のギャラリーで行っている下町スケッチ展は今週一週間で
終盤。
鉄人28号効果は最近になって、大きな反響があり、新長田の界隈には人
が多く見られる。
桜咲くこの春にはまた多くの人がおとづれる希望がある。


写真丸五市場事業協同組合 西村さん  市場内 西村鶏肉店

丸五市場スケッチ展

2010年03月20日 | Weblog
 下町の風情を書き残したいと書き始めた六間道商店街と丸五市場。
人は閑散としているが、最近は鉄人28号などの新長田駅前の完成

及び三国志などの石像の設置など、商店街の皆様が町おこしに懸命
な努力を行う結果。
地方からも人が集まってくるようになった。
不況の真っ只中、人の暮らし向きが大きく変わった。
震災15年、又大きな節目を向かえた。