今日は雨でした。土砂降り。
病院での治療や検査の際、室内には音楽が必ず流されています。
患者さんがリラックスできるようにという配慮ですが、私の場合、
同じ曲が流されると、耳コピされて、1日中その曲が頭のなかを
ぐるぐるして頭の中がバグるので、少々うれしくないときがあります。
とはいえ、それはあくまでも私側の問題なので、なんとももはや。
もちろん、対応をお願いするようなことではありません。
曲として多いのは、圧倒的にジブリ。オルゴールで歌は入らず、
音楽のみだし、ジブリの曲は私も好きなので問題ないのですが、
25回も通えば、ですよね(笑) たまーに、ミッキーマウスマーチが
流れることがあって、うれしくて小さな声で歌っていました(笑)
ミッキーマウス、ミッキーミッキーマウス♪
入院したときの検査で、「ものすごーく痛い」と、うわさされる検査が
ありました。がんの転移の状態を調べて、手術の程度を決めるもので、
この検査も放射線治療で通ったクリニックの方で行われ、入院中は
本病院の方から車で送迎してくださっていました。
そういえば、この車での送迎もシニアの男性の方が担当されていて、
いろいろとお話をしてくださって、リラックスできるように配慮
されていたのは、駐車場スタッフの方たちと同じで、とても印象がよかった。
ただ、検査のとき、かなりの痛みを伴うので、ジブリの曲だけではなく、
検査中に、看護師さん?検査技師さん? が手を握って応援してくださるの
ですが、それが…。若い男性だったのです。
ひゃー。「なんで若いお兄さん?」と思う高齢者女子。
「女の子にしてぇ」と、おじちゃんのようなことを思う私。
お気持ちはありがたくてもうれしくないです。ほんとにっ。
若い女の子にやさしく握って欲しいー(笑)
が、「すごく嫌」と思っていたせいで、痛みも紛らわせられた気がする。
これはこれで効果があったので「よし」ということなのかも?
それでも、やはり、女性の方がいい。
オダ先生(仮・放射線科医)なんて、気を遣って、「私が嫌でしたら、
いつでも言ってください。女性医師に変更できます」とおっしゃって
くださっていたくらいでしたが。
オダ先生の場合は、ベテラン医師でいらっしゃるので、術創にしか興味は
ないと思いましたので、どうってことはなかったのですが。
もちろん、若い男性技師さんだって、別に手を握るってことをなさらなければ、
その場にいらしていただくのは全く構わないのですが。
そんな余計なことを考えてしまったとき、その方の風貌が、母の入浴を
お願いしていたデイサービスの介護士さんと重なりました。
若くて体格が良い方で、とてもやさしい雰囲気でしたが、母はものすごく怖がって、
その介護士さんがお迎えに来ると、デイサービスに出かけてくれなくて、とても困った、
ということがあったのです。
「怖い人がいる」というのが母の思い。
ほかの女性の介護士さんのお迎えで出かけて、送ってくださるのがその男性介護士さん
だった場合は、今度は車からおりない。私があわてて、車まで迎えに行くと、
「あー。よかった。あなたのこと、私、知ってる、あなたはいい方だものね」と
言って、おりてくれて、ほっとしました。娘だとはわからなくても、私のことを
嫌がったりしないことは、やはりうれしかったなと思います。
母はレビー小体型認知症と呼ばれる症状があり、幻覚が見えました。
大体、洗濯物が人に見えてしまうのですが、よく洗濯物に向かって怒っていました。
「あなたは何なんですかっ。ここはね。女性しか住んでいない家なのよ。男の人が
いるなんてあり得ない」と、説教していました。
母は父と不仲だったせいで、男性恐怖症的なところがあって、認知症を発症する
前から、男性に対しては、興味が薄かったし、毛嫌いしている部分がありました。
認知症を発症しても、その思いは消せなかったんだなと思うと、なんだか辛い
気持ちにさせられたし、父に対して夫婦仲をなんとかして欲しかったなと思いました。
父は外面がいいというタイプで、家と外では全く違う顔を見せていました。
そういうことはよくあることではあるのでしょうけれど、人として許しがたいことは
あるのではないかと思うのです。
父に育ててもらったことに対する感謝と、人として許しがたい相反する思い。
なんだかな、ですね。
ある意味では私にとっての母もそうだったと思いますが。
母のアルバムには、父と私の姿はありません。
病院での治療や検査の際、室内には音楽が必ず流されています。
患者さんがリラックスできるようにという配慮ですが、私の場合、
同じ曲が流されると、耳コピされて、1日中その曲が頭のなかを
ぐるぐるして頭の中がバグるので、少々うれしくないときがあります。
とはいえ、それはあくまでも私側の問題なので、なんとももはや。
もちろん、対応をお願いするようなことではありません。
曲として多いのは、圧倒的にジブリ。オルゴールで歌は入らず、
音楽のみだし、ジブリの曲は私も好きなので問題ないのですが、
25回も通えば、ですよね(笑) たまーに、ミッキーマウスマーチが
流れることがあって、うれしくて小さな声で歌っていました(笑)
ミッキーマウス、ミッキーミッキーマウス♪
入院したときの検査で、「ものすごーく痛い」と、うわさされる検査が
ありました。がんの転移の状態を調べて、手術の程度を決めるもので、
この検査も放射線治療で通ったクリニックの方で行われ、入院中は
本病院の方から車で送迎してくださっていました。
そういえば、この車での送迎もシニアの男性の方が担当されていて、
いろいろとお話をしてくださって、リラックスできるように配慮
されていたのは、駐車場スタッフの方たちと同じで、とても印象がよかった。
ただ、検査のとき、かなりの痛みを伴うので、ジブリの曲だけではなく、
検査中に、看護師さん?検査技師さん? が手を握って応援してくださるの
ですが、それが…。若い男性だったのです。
ひゃー。「なんで若いお兄さん?」と思う高齢者女子。
「女の子にしてぇ」と、おじちゃんのようなことを思う私。
お気持ちはありがたくてもうれしくないです。ほんとにっ。
若い女の子にやさしく握って欲しいー(笑)
が、「すごく嫌」と思っていたせいで、痛みも紛らわせられた気がする。
これはこれで効果があったので「よし」ということなのかも?
それでも、やはり、女性の方がいい。
オダ先生(仮・放射線科医)なんて、気を遣って、「私が嫌でしたら、
いつでも言ってください。女性医師に変更できます」とおっしゃって
くださっていたくらいでしたが。
オダ先生の場合は、ベテラン医師でいらっしゃるので、術創にしか興味は
ないと思いましたので、どうってことはなかったのですが。
もちろん、若い男性技師さんだって、別に手を握るってことをなさらなければ、
その場にいらしていただくのは全く構わないのですが。
そんな余計なことを考えてしまったとき、その方の風貌が、母の入浴を
お願いしていたデイサービスの介護士さんと重なりました。
若くて体格が良い方で、とてもやさしい雰囲気でしたが、母はものすごく怖がって、
その介護士さんがお迎えに来ると、デイサービスに出かけてくれなくて、とても困った、
ということがあったのです。
「怖い人がいる」というのが母の思い。
ほかの女性の介護士さんのお迎えで出かけて、送ってくださるのがその男性介護士さん
だった場合は、今度は車からおりない。私があわてて、車まで迎えに行くと、
「あー。よかった。あなたのこと、私、知ってる、あなたはいい方だものね」と
言って、おりてくれて、ほっとしました。娘だとはわからなくても、私のことを
嫌がったりしないことは、やはりうれしかったなと思います。
母はレビー小体型認知症と呼ばれる症状があり、幻覚が見えました。
大体、洗濯物が人に見えてしまうのですが、よく洗濯物に向かって怒っていました。
「あなたは何なんですかっ。ここはね。女性しか住んでいない家なのよ。男の人が
いるなんてあり得ない」と、説教していました。
母は父と不仲だったせいで、男性恐怖症的なところがあって、認知症を発症する
前から、男性に対しては、興味が薄かったし、毛嫌いしている部分がありました。
認知症を発症しても、その思いは消せなかったんだなと思うと、なんだか辛い
気持ちにさせられたし、父に対して夫婦仲をなんとかして欲しかったなと思いました。
父は外面がいいというタイプで、家と外では全く違う顔を見せていました。
そういうことはよくあることではあるのでしょうけれど、人として許しがたいことは
あるのではないかと思うのです。
父に育ててもらったことに対する感謝と、人として許しがたい相反する思い。
なんだかな、ですね。
ある意味では私にとっての母もそうだったと思いますが。
母のアルバムには、父と私の姿はありません。