午前5時半頃に伊藤典礼へ。
ミッチャンが泣きじゃくっている。
平静そうに見える越知(4期生・旭洋)だが、目が赤い。
癌が全身に転移し苦しい闘病生活だった。
越知はブログに書く。
・・・身体の中を見れるMRIはすばらしい。親父の痛みが画面から伝わってくる・・・
そんな親父さん、棺の中では穏やかな顔を覗かせている。
午前7時に塾に戻る。
立派な二日酔いが一人できあがっている。
谷が来たとの連絡、俺の携帯から娘のれい(18期生・三重大学教育学部1年)の携帯へ。
俺が携帯を塾に置き忘れたからだ。
酒が滲み出そうな身体で塾へ向かう。
谷夫妻から香典を頼まれる。
今日のランチはヨットハーバーの高虎ドッグへ。
玄太のお母さんから聞いてた店だ。
午後2時になるというのに人が並んでいる・・・それも皆、女性たちかカップル。
俺と森下、浮きまくりで喫煙席へ。
ランチは777円。
日替わりのホットドッグにサラダとスープとドリンク。
サラダもかなりの量で、スープの具も盛りだくさん。
バラエティに富み、一見お得感がするランチではある。
しかし、この量では大学生の男連中は納得しない。
ふと気づく。
この店は昔、イタリア料理店だった。
奥さんと一度だけ来た覚えがある。
そして、越知の姉ちゃん、ミッチャンの結婚式の二次会の会場でもあった。
奇妙な糸の紡ぎ・・・。
帰りに伊藤典礼に寄る。
森下は私服、俺なんぞジャージ姿だ。
通夜は午後6時からだ。
ただ、何か手伝うことがあればと考えていた。
弔電の差出人の書き出しを仰せつかる。
「先生、やっぱり字がうまいな」とミッチャンの旦那さん。
ホンマかいな・・・。
弔電の差出人、越知の会社・旭洋はもとより、お得意さんの会社の代表取締役のいかに多いことか。
越知の日々の仕事の内容が見て取れる。
給料が上がらなくとも課長代理はちゃんと仕事をしているようだ。
賑やかな声・・・ユタカ(7期生・三重銀行)が姿を見せる。
俺の携帯が鳴る・・・橋本ドクターだ。
「僕の名前で香典のほうお願いします」・・・気い使いやなあ。
霊前に掛けられた写真のなか、越知の親父さんがこれ以上のない笑みで俺達を眺めている。
午後6時過ぎに亮太(10期生・光近代塗装専務)と臼井(4期生・臼井自動車)が俺と奥さんをピックアップの予定。