『 HARD & LOOSE 』 れいめい塾 津市久居

塾頭の『れいめい塾発 25時』
三重県津市久居にある学習塾『れいめい塾』の塾頭のブログです。

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颯太の国語

2009年09月23日 20時12分33秒 | 高校受験
颯太がやって来た。
先週はちょうど一週間前の水曜日に来た。
しかし、越知(4期生・旭洋)の親父さんがなくなった当日。
通夜の直前でもあり、簡単な指示をしただけだった。
そして今週は日曜日にやって来た。
俺がリッツカールトンに泊まる当日である。
あい(津高1年)に分詞の後置修飾をするようにと、大阪から指示を出した。
そして今日だ。

今夜は高校生の古典&漢文がある。
中学生の部屋では里恵(7期生・国語講師)の入試問題国語の授業。
とりあえずは現在完了を教える。
やはり今の時期に積み上げるべきは英語。
そして午後8時からは里恵の国語だ。
颯太が里恵の国語の授業を受けるのは久しぶりだ。
半年以上のブランク・・・。

人間関係がぎこちない生徒に限って、なぜか現代文がいい。
不登校から三重高を辞め、大検で同志社大学に合格した響平(16期生)。
ぎこちなさは強烈なれど、中学には我慢して通い続けた亜里(津高2年)。
そして颯太もまた、去年の中2の段階で中3の三重県統一テストの偏差値で55はキープしていた。
その国語にさらなる磨きがかかるか、あるいは磨耗しているか。

今夜は週に一度の松阪ツアーだ。
香保(松阪高校2年)はともかく、最近では清美(三重選抜1年)も砂保(三重進学1年)もクラブなど、ありがちな高校生活に地滑りの状況。
ことに清美は、志望が国公立の理学療法学科・・・超難度の世界だ。
かといって、女の子にはクラブをやめろと言っても聞かへんしね。
そのことでは何度も懲りている。
どこかで妥協点を見つける必要がある。


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コメント (1)
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眠れない夜

2009年09月23日 15時20分21秒 | 卒業生
昨夜、塾の1階のベンチに腰掛けて越知(4期生・旭洋)を待っていた。
1階のベンチ・・・塾の3階の踊り場にあったものだが、邪魔でもあるので家に置くことし、とりあえずというノリで、マッツンとこの前に置いた。
以後、そのままになっている。

ベンチでタバコを吸っていると、甚ちゃん(某県職員)が似合わないおしゃれな紙袋をさげて歩いてくる。
「その紙袋、何なん?」
「いやあ、バームクーヘンですよ」
「バームクーヘン? ・・・ハリエのバームクーヘンをロールケーキってブログに書いた俺へのあてつけか?」
「ハハハ、今日は新婦側のスピーチを頂く方にお会いしてきましてね。場所が新城なんで帰りに名古屋で買ってきたんですよ」

甚ちゃんの結婚式が迫っている・・・11月1日。
俺も招かれ、あげく乾杯の音頭というイジメにあっている(笑)。
ちなみに、甚ちゃんはウチの塾生ではない。
久居高校から一浪して三重大学に進学。
予備校時代のダチ、谷(6期生・ユニバーサル造船)から塾でバイトさせてやってほしいと頼まれたのがきっかけだ。
「親父が病気がちでして、・・・できれば負担をかけたくないんです」
その親父さんも甚ちゃんが社会人3年目に亡くなった。
ただ、親父さんが甚ちゃんに残したものは大きい。
相撲や競艇や競馬など、同世代では馴染みがないものまでを守備範囲としていた。
同世代よりは大人びている・・・そんな印象もじゅうぶんに大人になった今では影を潜めた。
ただ、結婚式を・・・甚ちゃんにはもったいないくらいの奥さんを、親父さんに一目でいいから見せてあげたかったねえ。

当初は前田と塾で会うつもりだった。
ところが越知るの姉ちゃん、ミッチャンから電話。
家で鍋をやってるから食べに来いとのリクエスト。
「タイから帰ってきたばかりの臼井(4期生・臼井自動車)もおるで」
「・・・タイ!」
結局、越知の家へ行くことにした。
そして1階のベンチで待ってたわけだ。

そんなところに諒(津東3年)と大典(三重6年制6年)がラジオ持参でやって来る。
教材片手に、英会話の放送が始まる。
どうやら森下(8期生・環境学研究者)の言いつけは守っているようだ。
パーソナリティに続いて、二人の繰りなすヘタクソな英語が駐車場の闇に溶けていく。
放送が終わった二人に声をかける。
「今しがた、甚ちゃんがバームクーヘンを持って上がってった。おこぼれに預かれや」

鍋をつついていると携帯が鳴る・・・前田(6期生・早稲田大学助手)だ。
越知の家の近くのF1マートで待ち合わせ。
臼井と越知が迎えに行く。
残ったのはミッチャンと俺。
「先生さ、これからは弟の父親代わりや。気になることや頭に来ることがあったら、どしどし言ってやってや」

久しぶりに会った前田・・・少し痩せたか。
「先生、これ謹呈の・・・」
おずおずと手渡す2冊の本と小冊子。
『青少年・若者の自立支援』・・・これはすでに目にしている。
もう一冊が『おさえておきたい教育法規』(朝倉征夫・編)
こちらにも執筆者に前田の名前がある。

かつて遠山病院に見舞いに出向いた俺に前田の親父さんが言った。
「先生とこの塾に預けるまでは、できれば役場にでも勤めてほしかった。先生とこに行き始めて成績も上がり欲が出た。なんとか市役所、そして津西に進学した頃には県庁はどうかなって考えてた。でも、早稲田大学に進学して、しばらくするうちに学者になりたいって、・・・遠くへ行ってしまったな」
あの時は平身低頭の俺だった。
謹呈の2冊を握りしめながら、親父さんに語りかける・・・「息子さん、・・・やっとここまで来ましたよ」

前田の親父さんも癌だった。
お互いの末期の様子を確認し合いながらの追体験が始まる。
ドクターの判断、家族の反応、看護師の対応など、現代医療の問題点を浮き彫りにさせながら夜が往く。

いつもなら越知家にたむろする亮太(10期生・光近代塗装専務)の姿が今日はない。
岡山から渋滞に巻き込まれて動けない状態だとか。
岡山・・・大学のダチとの飲み会あたりか。
はたまた、別れたはずの歯医者の女医さんとの逢瀬か。


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本当に久しぶり、迎えにやって来た前田のお母さんに挨拶。
相も変わらず、明るいお母さん。
そのお母さんも来年には定年を迎える。
あの世代のお母さん達がいたからこそ、ウチの塾は今も存続している。
改めて感謝しきりである。

クリックのほう、何卒よろしくお願いします。
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