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クリスマス精神とは、日本で一般的な「素敵なホテルのレストランで恋人と食事をすること」でもなければ、自分の欲しい物の長い長いリストをサンタクロースにあげることでもない。真のクリスマス精神とは、キリストや彼の生涯を思い起こすことであり、貰うことではなくて、与えることである。何故なら、キリストは私達ひとりひとりを救うためにお生まれになり、そして十字架に架かったお方だからである。
ここで誤解していただきたくはないのは、クリスマス精神からくる寄付や支援や援助を、与えられる側の依存心を高め、また与える側の高慢さを助長する、などという考えと混同してはほしくないことである。そうした危惧を持ち、目の前にあきらかに冬空の下空腹を抱え、満足な暖を取れずにたたずむ人を見て、「依存過多になるかもしれないから、このまま放っておこう」と決めつけることは、決してクリスマス精神ではない。それは個人の考えであろう。クリスマス精神は自らのうちから込み上げる助けたいという感情がともなわなければならないし、もしどうしても上記の危惧があれば、なにもしなければいい。キリスト者でないことや、信仰自体も持たないことも、それは人の自由である。
さて、クリスマス精神のあるなしに関わらず、商業主義に流されがちなこの季節、皮肉なことに、この精神を如実に表すのが、テレビのコマーシャルのいくつかである。今日は、そのベスト10をご紹介。