ままちゃんのアメリカ

結婚42年目のAZ生まれと東京生まれの空の巣夫婦の思い出/アメリカ事情と家族や社会について。

裏の畑

2022-08-24 | 考え方

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昔話、たとえ話、寓話は非常に少ない言葉で多くのことを伝える。 その伝えることは、聞き手や読み手の心と思いに届き、真実の光を放つものだ。

そんな話の 1 つは、年老いた農夫の話である。 彼は自分の農場、健康、家族の安全について常に心配していて、そのためイライラし、恐れ、怒り、動揺したりした。 そのせいで、しばしば彼は家族にそうした不安から来る苛立ちをぶつけた。

ある日、裏の畑を耕していた彼の鋤が、なにやら固い物に当たり、掘り出してみると、箱があるようで、彼は掘り起こしてみた。 するとその箱にはぎっしり金貨が詰まっていた。 この幸運に驚き、ショックを受けた農夫は、この新しい富で何をするか、何を買うかを考えた。 だが結局、彼は宝物を再び埋めて保存することにした。 それは、苦難の時の彼の安全保障となると考えた。

何年にもわたって、彼は金貨の入った箱を掘り起こすことも、コインの一つも使うことさえ、なかった。 しかしながら、必要な時に助けとなる裏の畑に埋められている金貨の箱を知っていることが、彼に精神的な変化をもたらした。 農夫にはもはや心配も恐れもなかった。 代わりに、彼は平和で幸せに余生を過ごすことができた。 彼は息子たちに優しく、妻には愛情を持ち続けた。彼は慈善団体に寄付し、隣人を助けた。 農夫の生涯はまるで愛の贈り物のようになった。 コミュニティ全体が彼の変化に驚いていた。

最後に死の床で、彼は息子たちを集めて、もう何年も自分自身で守ってきた秘密を彼らに話した。 老農夫が安らかに亡くなった後、息子たちは金貨の箱を掘り起こすために裏の畑に出かけた。しかし、彼らが埋まった箱を見つけたとき、それは空だった。 ずっと前にどこかの誰かがそれを発見し、金貨を盗んでいた。

この人生で私たち全員が見なければならないことは、私たちの真の安心や安全は裏庭に埋もれているのではなく、私たちの心と魂の奥深くに埋もれているということである。 金貨や宝物やお金は一時的なものだ。 神は永遠であり、誰もそれを盗めない。 神を知ることは、大金をはたいて真の価値が不確かな壺を買って得るものでは決してない。 彼は私たち全員をとても愛しており、「ここ」で私たちをサポートし、私たちの人生全体を共に歩むため「ここ」に存在するからである。

何故心を乱し、人生の大部分を心配に専念するのだろうか? 代わりに、あなたの愛の宝物を掘り起こし、それをみんなと分かち合うほうがどれだけ楽なことだろうか。 自身が心豊かになるだけでなく、家族や周りの人々をも幸せに人生を過ごせるようになるのではないだろうか。 そしてあなたが残す本当の遺産は永遠に続いていくのである。

あなたがたのうち、知恵不足しているがあれば、そのは、とがめもせずにしみなくすべてのえるに、願いめるがよい。そうすれば、えられるであろう」

ーヤコブの手紙第1章5節

 

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