ESOY. Beletsky, CC license
黄道光(こうどうこう)別名ピラミッドライト
この4月13日まで、年に2回春分と秋分の時期しか見られない現象が頭上で起こっているのをご存知だろうか。
日没から約1時間後に西の地平線に目を向けると、空気が澄んでいれば、「黄道光」という年に二回起こる現象を目に出来る。
天球上の黄道に沿って太陽を中心に帯状に見える淡い光の帯のことである。それがピラミッド状に見えることがある。
NASAによると、夕暮れ直後の北半球で、かすかな輝きの中に見られるのは、「太陽の周りを回る小さな塵の粒子の雲によって地球に向かって反射される太陽光」である。
米国宇宙機関によると、火星(最も塵の多い惑星と科学者が知っている)が黄道光の源であるという確かな証拠があるが、この塵が「火星の重力のグリップから逃れることができる」方法を正確に説明することはまだできていない。
カナダ王立天文学会の場合、アカディア大学の物理学名誉教授であるロイ・ビショップ博士は、天体の光景を次のように美しく説明している。「これは黄道帯(またはより良いのは黄道)を中心とする軸です。最も明るい部分では、中央の天の川の輝度を超えています。」
誰がそれを見たくないだろうか?天気が穏やかになっているので、夜空を見上げるのにとても良い時期である。自粛・籠り生活に飽く毎日だが、家の外へ出て夜空を見上げてこの特定の光柱が跳ね上がっているのを見つけたら、嬉しくなるかもしれず、パチリとカメラに納めてみるのも一考。