B. Kershisnik ”Divine Intervention" (天の介在)
神の言葉はしばしば私たちに、Be Stillじっとせよ、と聞こえるような気がする。それでも、この忙しい世界で、ただ立ち止まって熟考する時間を見つけるのは難しい、あるいは難しいように思える。
友人のブレント・ハイアーにとってのそれは、踏切で列車が通り過ぎるのを待っている間、一瞬の静けさが訪れた。しかも、その時、まるで神はブレントに強力なメッセージを送るためにそのタイミングで、ラジオから流れ始めた歌を利用したようだった。
ブレントは、踏切遮断機の赤いライトが点滅している手前で車のブレーキをかけて停車したとき、ちょうど仕事の会議に向かっているところだった。その会議予定時間に間に合うのに十分な時間があったので、踏切でのちょっとした遅れは気にもならなかった。彼は静かな車内で列車が通過するのを待ちながら、想いにふけ始めている自分に気づいた。
踏切で誤って電車によって轢死した同僚の記憶を呼び戻した。ブレントは、その悲劇的な事故から何年が経過したかを思い起こし、その経年数に驚いた。
「彼と僕は実際に同じ職場でも正反対のシフトで働いていたので、彼がイエスがもたらす自由な救いと恵みを受け入れたことがあるかどうかなどを知るほどに、よく彼を知ってはいませんでした」とブレントは回想しつつ語った。
ブレントはその友人についてずっと疑問を持ち続けていた。彼には信仰があったのだろうか? キリストを救い主として受け入れていたのか?
これらの質問への答えを知らなかったので、ブレントは引き続き思い巡らし始めた。心は痛み、徐々に落ち込んだ気分になった。
そこで仕事の会議に向かおうとしていたことを思い出し、自分の気分を変えようと、ラジオをつけた。すると、ラジオから流れてきた歌は、神からのヒントなのではないかと感じられ、彼の気分は一気に高揚した。
その亡くなった友人はエリック・クラップトンの大ファンだった。そう言えば、ブレントはその亡くなった同僚がエリックは世界で最も偉大なギタープレーヤーだと話していた日のことを思い出した。
ブレントがラジオをつけた瞬間、エリック・クラップトンの曲「ティアーズ・イン・ヘブン」【天国の涙】の冒頭の言葉が流れてきたのだ。「わたしが天国で君に会ったら、君は私の名前を覚えているかな?」という歌詞で始まる歌。
「この亡くなった友人がキリストを受け入れたかどうか、私はもはや疑問に思いませんでした」とブレントは言った。 「こうした神の介在を通して、私は自分への答えを得たのです。本当にそう思います。」
神は多くの方法で私たちに語りかける—時には信仰を持たない人が偶然に過ぎないと呼ぶ方法で。そしてそれが、いまだ起こることがとても重要なのである。もしただの偶然と思うなら、あなたはそれを見逃しているだけなのかもしれない。
The Choir Boys クワイヤーボーイズ
"Tears in Heaven" by Eric Clapton
エリック・クラップトンは、4歳の愛息を高層階のアパートからの転落で亡くし、長い間自宅に籠り切りで、やがて哀悼からこの曲を作った。原題は、直訳で「天国の涙」だが、この曲風・歌詞に寄り添うのは、「天国の君へ」、「愛する天国の君へ」などではなかろうか。
英語や日本語訳での歌詞については、次のサイトへご訪問ください。
<歌詞和訳>Tears In Heaven – Eric Clapton 曲の解説と意味も | LyricList (りりっくりすと)
Eric Clapton - Tears In Heaven エリック・クラプトン - ティアーズ・イン・ヘヴン 199...
LyricList (りりっくりすと)
ーサンプソンインディペンデント2017年11月13日付けメル・ジョンソン記者