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今年に入っても、カリフォルニア州は重篤な症状で入院するインフルエンザ患者が激増している。特にサンディエゴやセントラルヴァレー(つまり私の居住地域)の各病院は、そうした患者への治療・対応に追われている。老若男女に関わらず、犠牲者も出ている。隣の郡にある病院で研修医をしている長男は、今月はER(救急室)担当で、病院許容量を越える数のインフルエンザ患者や似た症状の人々の治療で、てんてこまいの忙しさだ、と言う。
今冬のインフルエンザは、A型とB型がそれぞれセントラルヴァレーを中心に全州にわたって急激に罹患者数を増やし、どこの病院も入院患者が飽和状態をも超え、廊下に患者を乗せたガーニーを並べている状態である。それ以外に外にテントを張り、特別なTriage(トリアージ=症度判定によって治療を行う)センターを設け、ひっきりなしに運ばれてくる患者を診ている。
2017―2018冬季のインフルエンザは、特に危険で命取りにつながると医師や病院は話している。インフルエンザの症状で診察を受けにくる患者や入院患者の数は、昨年や二年前に比べ激増し、よって治療する医師やナースプラクティショナーや看護士も人手不足になり、また治療薬も不足し始めているという。医療関係者は、個人個人が手洗いをよく行い、もし具合が少しでも良くなければ、自宅待機で休むこと、少しでも異常と感じたら診察を受ける、腕に顔を向けて咳をする、人混みを避ける、などを呼びかけている。そして効き目があまり期待できないと言われている去年からの予防注射も、受けていると受けていないとでは大きな違いとなることなどを言っている。
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上記の地図は12月23日付けだが、今は、ほとんどが赤い州になっている。どこに住んでいても、インフルエンザ対策を整えて元気に冬を越せるようにしたいものである。日本の皆さまもどうぞお気をつけて。
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咳をする時は腕を曲げて肘当たりで口をカヴァーすること。もし具合が悪ければ、人混みにはいかないこと。手洗いをする。目、鼻、口を触らないこと。