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左がガンダム氏、右がトランスフォーマー氏。あ、これこれ、正義の味方同士が銃を向けあってはなりませぬぞ。
全く知らなかった!ガンダムとトランスフォーマーが別物だということを! 今まで同一のキャラクターかと思っていたのは、英国BBC放送記者ばかりでなく、この私もそうである。早速Googleで調べてみても、わかるようなわからないような、余計こんがらがるような。。。つまりガンダムは人が乗り込んで操縦し、トランスフォーマーは自身で行動する、ということなのだろうか。でどちらも、正義の味方、でよろしいのだろうか。東京オリンピックの報道で少し話題になり、英国BBCがガンダムをトランスフォーマーと呼んだことを記事にしていたので、その時私も開眼させられたのだった。その違いがわからずに、6人の孫息子達に日本にはかっこいいトランスフォーマー”達”がいる、などと自慢できないではないか。
日本のことなのに、まるで2003年の映画Lost In Translationのような気持ちになった。この映画の題名は、異なる言語(あるいは文化とも取れる)と言語がいかに上手に訳されても、意図することがきちんと伝わらなかったり、小さなズレが生じたり、100%であるべきが、95%ほど、と言う感じのことを言う。同じ言語でもそう言うことは起こりうるのだろう。
スエーデンのニコラスは、ニ男の義弟で、初対面の時、まだ中学へ入りたてだったが、私に彼は「ひぐらしの鳴く頃に」が大好きだ、と言った。「ひぐらし」云々は、日本語で言ったのだ。聞けば小学生の頃から、日本のアニメや漫画が大好きで、夢中だと言う。
勿論私はそのような題名の漫画は知らず、急いでWikiで調べたが、それほど子供向けには思えなかった。それを英訳で読んでいたこの頬の赤い少年は、それでいて、デイズニーのDuck Tales(邦題:わんぱくダック夢冒険)の漫画本を居間のカウチに座って夢中で読んでもいた。おそらくこのニコラスならば、ガンダムとトランスフォーマーの違いをしっかり知っていることだろう。
Lost In Translation(否、ここではLost In Transformers,であろうか)を極力避けたいならば、やはり他言語に精通することなのかもしれない。ニコラスはスエーデン語の他に英語は勿論、フィンランド語、ドイツ語などもよく知っているようである。南スエーデンに住むこの少年は、日本や日本の文化へも興味を広げていた。
そうだ、スエーデン人で日本へ庭師修行に行き、とうとう日本に帰化してしまった村雨辰剛さんのようである。日本家屋をあちらこちら改造したり、修理したり、縁側で七輪でサンマを焼いて食事を整えるこの方も、ガンダムとトランスフォーマーの違いをご存知であろう。
あるいはこんな違いも知らなかった私は、やはり鉄腕アトムや鉄人28号やマグマ大使時代の産物だからかもしれない。日本のことで、Lost In Translation効果を起こしたことは、結局なかったことにしよう。
でしょう?
いまだ混乱しています。