「黒い五月」の活動日誌

ティーカップから引っ越してきました。

日曜の朝から国際政治ネタ

2006-12-24 11:40:12 | 日常生活
 去る12月21日にトルクメニスタンのニヤゾフ大統領兼首相が急逝したわけですけど、このオッサン、生前は好き放題やっていたみたいですね。
 口パクで唄ったり、録音テープ等での演奏を法律で禁止したり、どっかの国の首都みたいなことをしてみたり、バレエとオペラの上演を禁止してみたり。
 そして何が凄いって、自分で書いた本を、コーラン(トルクメニスタンはイスラム教スンニ派が多数)と同等とみなし、教科書として使わせているところかな、と。
 メロン大好きというのも、なんだかなぁ、といった感じ(実際、8月第2日曜日はメロンの日に制定されているらしい)。そういや、麻原祥晃も大好物にしてたな、おい。
 国自体は、天然ガスと石油に恵まれ、裕福らしいから、考え様によっては、北朝鮮よりもタチが悪いといえば、タチが悪い。天然ガスの世界シェアの2%を握っていることもあって、周囲の国もヘタに怒らせるわけにもいかないわけだし。
 で、国民の大多数も、特に現体制に叛乱を起こしたくなるほどの不満は抱いていないんだろうな、きっと。そういった穏やかな国民性(政治に無関心ともいえる)も手伝って、実際、治安は非常に良いとか。
 ロシアに対抗意識はあったみたいだけど、ムチャクチャ攻撃的というわけでもない。
 「金持ちケンカせず」とは、よく言ったものです。
 とはいえ、トルクメニスタンでは、ベルドゥイムハメッドフ(長い名字だな)副首相が大統領代行となっているものの、この暮れの忙しい時に(苦笑)、これから権力の空白時間が生まれる可能性もあるわけで、国際社会は事態の推移を見守ることになります。

 なんで、この話を振っているのかと申しますと、これをゾイドジェネシスの世界観に当てはめてみると、ディガルド本国(特に首都ディグ)って、こんな感じだったのかも知れない、と想像されるからです。
 他国への侵略を繰り返し、挙げ句の果てに神を名乗り始めたジーンに対し、多くの市民は畏れを抱きつつも、実際の日常生活にそれほど不自由を感じることは無く、案外とのんびりと生活していたのかも知れませんね。
 ただ、ジーンの場合は、武力を持って領地を広げ、反対勢力に対しては徹底した弾圧をしてきた(特に被占領地の民衆にとっては)暴君と言える存在だっただけに、戦役後の混乱が新たな火種になることは容易に推察できると思います。

 さあ、これに我らがルージ君たちは、どう立ち向かっていくのでしょうか?!

 というのが、本編最終回の隠されたテーマ――と考えるのは、ちょっと深読みしすぎでしょうか?

 さらっと書くつもりが、長くなってしまいました。
 この辺りのテーマについては、気が向いた時にまた書きたいと思います。