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コブクロと新聞記事

2008-02-13 12:03:55 | 鳴り物
先月NHKで放送された、”コブクロ”の番組を見た。
昨年のツアー「蕾」から、新作アルバム作成までを追ったドキュメント特番であるが、彼らのライブや楽曲への想いや取り組みを興味深く見た。
さすがに、今最も”力”を感じるアーティストである思った。

ふと、番組内で作成当時の楽曲”桜”が流れた。
ストリートミュージシャンだった頃か、デビュー直後に自らカセットテープに吹き込んだ音源である。
ナレーションがかぶる中で聞こえる”それ”は、当然、メジャーになった”桜”ではない。
テンポも違い、完成度という点ではProのアレンジャーの細工がない分、何とも言えない生々しさが伝わってきた。

高校生のとき同級生とバンドを組んで学園祭で音を演じる側も経験した。
そして、音を楽しんで聞く今でも、小さなライブにしても、大きなコンサートにしても面と向かって聞く音楽って良いなぁ~と感じている。

明けて、今朝の朝刊記事にTV番組「題名の無い音楽界」の司会者が佐渡裕さんに決まった記事が出ていた。
氏は、日本各地の学校に出向き、会場の体育館で”音を楽しむ”指導をする活動をしている有名な人気指揮者である。
私は氏のこういう活動は素晴らしいことだと思っているが、そんな人が、昨年亡くなった羽田健太郎さんの跡を継ぐのは、番組も今まで以上に音を楽しめる番組なるだろうと期待している。

その朝刊の記事の中で「音楽を学問のように思う人がいるが、音を楽しむことで人を豊かにするというメッセージを届けたい」という、前述の指導の話といい、変わらない氏が、そこにいる。
更に「四十年前に比べると、街に無意味に音があふれ、音楽がBGMのように存在している」そこに危機感を抱くと。求めるのは「鑑賞する面白さを感じてもらい、耳を澄ませて聴いてみようと思わせること」としめている。

何とも納得する記事に、昨夜のコブクロの特番も重なり、好きな音源を面と向かって楽しむ事が、自分の中でささやかな、ちょっと贅沢な幸せだと改めて感じた。

好きな音楽に耳を澄ませ、傾けるのに、寒い冬は良いかもしれない。。。