映画『屍人荘の殺人』を劇場へ見に行く。
原作小説は既読。
この時点から既に惚れ込み、映画ネタバレ情報は完全に封じていた。
すると、本来用事の立て込んでいた12/13(金)に時間を取れた。
よって、映画を初日公開日に見るという初体験を果たす。
見る前は、不安でたまらなかったのが本音。
単に、閉鎖空間で殺し合いの惨劇が起こるだけという
展開も覚悟していた。
が、実際に見たら杞憂だった。
複雑に絡み合う原作の設定やエピソードを余すところなく網羅。
本筋を説明するに必要十分なモチーフ、テーマを絶妙に選び取る。
何より、謎解き映像として分かりやすく描いてくれた事に拍手。
いわゆる「針と糸」の密室トリックをジックリ見る事が出来たのは素晴らしい。
映画単独でも、原作ファンとしても満足の出来。
なので、興味はあるけど、難しい話は苦手で……という方は、
まず映画を見てから原作を読むのもまた一興かと。
映画ではバッサリと略されている「敵」の正体などにも、原作では触れてます。
映画では描き切れなかったトリック&ロジックが、原作で待ってますよ(^_^)。
それでは。また次回。